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2016年11月8日放送

古高取の香炉

鑑定依頼人田原康生さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 1,000,000
エピソード30年来の焼物収集家。高校生の頃に興味を持ち、結婚が決まった28歳の時、独身最後の記念にと酒器を買ったところハマってしまい、結婚後はボーナスを注ぎ込んできた。現在コレクション数は50点余り。ただ闇雲に買うのではなく、美術館で目を養い専門書で勉強しているので、どれも名品ばかりだと思っている。目標は鑑定士 中島誠之助のようになることだが、妻からは呆れられている。お宝は30年程前、なじみの骨董店で28万円で購入した物。鑑定団にはまだ一度も出たことのない珍品だと思うので、これを機に自分の目を信用しない妻を見返したい!
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鑑定士総評

内ヶ磯窯の古高取に間違いない。特徴が最もよく出ているのは高台。鉄分を含んだ褐色の土を分厚く削り出しており、ざくっとしていかにも土くさい。高台の中にへらで削り取った跡があり、古唐津の縮緬高台とよく似ている。ろくろ水挽成型で立ち上げた後、胴回りに太いへらで溝を作っている。阿古陀の香炉といってカボチャの一種である阿古陀瓜に似た香炉が当時大変流行した。ところが依頼品は江戸時代のどこかで煙管の火入れにしている。煙管を使った後、灰を落とすのに依頼品に叩きつけるので、口の部分に傷が出来て直してある。シールが貼ってあるが、これは昭和30年に77歳で亡くなった京都の数寄者で、内貴清兵衛という人物の収集品だったことを表しており、かなり大きな付加価値になっている。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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