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2021年6月29日放送

河井寛次郎の扁壺と瓶子

鑑定依頼人森口順子さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 2,000,000
エピソード表千家の茶道教授。自宅の部屋を茶室に改装して教室を開いている。今はコロナで生徒が集まれないので、夫に稽古をつけている。お宝は夫の実家である旅館「喜志元」に長年飾ってあった物。「喜志元」は1936年、京都で創業。小説家・谷崎潤一郎が常宿にしていた。2010年に廃業したため、夫がお宝を受け継いだが、夫は客室内に飾っていた物なので大した価値はないだろうと言う。しかし自分としては名品ではないかと思うので価値をはっきりさせたい。
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鑑定士総評

河井寛次郎47歳、昭和12年(1937)頃の作品。2点とも健康的な清々しさがある。瓶子はたいへん珍しい。寛次郎の制作姿勢がある。誠実であること、簡素であること、健全であること、さらに自由であること。それが形となってここに座っているような作品。箱書きが良い。中身の雰囲気を醸し出すように凝った筆跡で、寛次郎の情熱が込められている。壮年期の代表作と言ってよいと思う。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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