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2022年11月29日放送

二代 宮野鉄之助の鋸

鑑定依頼人川瀬龍覚さん
鑑定士 土田昇
ジャンル 木材・木工
本人評価額¥ 300,000
エピソード川瀬さんは宮大工として今まで200棟以上の建築に携わり、52歳で「現代の名工」に選ばれ、54歳の時には黄綬褒章を受章した。現在は、日本の伝統的な大工技術を次世代に伝えるべく、技術指導にあたっている。大工道具は600点以上所持しており、お宝はその中でも自慢の品。30年程前、仕事仲間から貰ったものだが詳しくは聞いておらず、愛用していた。しかし引退後、別の大工に見せたところ、名工と呼ばれる方の物だと言われびっくり。将来は、大工道具館を開きたいと考えているので、鑑定団で価値があるものだと証明してもらい、一般の方にも興味を持ってもらいたい。
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鑑定士総評

宮野鉄之助が昭和46年に作った鋸に間違いない。原料は玉鋼。玉鋼で鋸を作るのは現代鋼で作るより20倍も30倍も手間がかかる。その鋸が現代鋼で作った鋸より性能の低いものを作ってしまったら職人として恥なので、そうならないように玉鋼の選別自体、異様なほど厳しくなる。この鋸はなにより銘が面白い。「美めヶ原」。鉄之助がいた兵庫県内で枯れたことがない湧き水のある地の名前。この鋸ができた時にもうすでに良い玉鋼はどんどん少なくなっていった。原材料の枯渇。枯渇する現状に対して、枯れたことがない泉を銘にした。一つの祈りが銘になっているのではないか。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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