- ホーム
- 2015年1月13日放送
- 川村吾蔵のブロンズ像とメダル
2015年1月13日放送
川村吾蔵のブロンズ像とメダル
| 鑑定依頼人 | 新海弘幸さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 大熊敏之 |
| ジャンル | 近代工芸 |
| 本人評価額 | ¥ 500,000 |
| エピソード | 一昨年、長年勤めた精密部品製造会社を早期退職し、畑で野菜づくりをしながら悠々自適の毎日を送っている。お宝は、画家だった父が遺したもの。父は生前、隣町で生まれたある芸術家のことを熱心に研究し、その人物の伝記を自費出版しようとしていた。7年前、執筆のための取材中にその人物の作品を手に入れたと喜んでいたが、その翌年、伝記を完成させるとすぐに他界してしまった。最近、父のアトリエを片付けていた際、今回のお宝を発見。直接見せてもらったことはなかったが、おそらくこれがその作品だと思う。これを機に価値を確かめたい。 |
制作過程を示す貴重な資料。「春」と題された像(60万円)だが、ブロンズ(青銅)というのは配合がうまくいかないと「鋳切れ」といって依頼品のように金属が行き渡らず穴が空いてしまう。完成作と較べると凹凸の部分がずいぶん異なる。一回試してみて、例えばここの所はもう少し細かく作った方がいいなどと試行錯誤して最終完成品を作ったのだろう。ではなぜ依頼品をアメリカで処分せずに持って帰って来たのかというと、この「春」が作られた2年前に最初のフランス人の妻と離婚し、慰謝料一億円以上という事で大ニュースになった。失意に沈む吾蔵を救ったのが二番目の奥さん。依頼品はおそらくその想いがこもっているということもあって大切な記念品であったのだろう。メダル(各70万円)だが、現在川村吾象記念美術館に残っているのは直径が32センチくらいある非常に大きいもの。牛の足元にはもう少し草などが描かれており、依頼品とはずいぶん異なる。依頼品はおそらくメダルの注文を受けた時に、こんな感じでいかがですかと作った試作品で、その上で注文主の希望の大きさで完成させたのだろう。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
同じ日に放送された他のお宝2015年1月13日
開運データベース
お宝を探す












