2017年1月2日放送
- SP
- 孤独のグルメお正月スペシャル
~井之頭五郎の長い一日~
井之頭五郎(松重豊)は、なぜか荒野に立っていた。何もない土地を歩き続けていると、一軒のレストランを見つけた。入ろうとした途端、強盗らしき二人組が走り出てきて、その後に銃を持った男が…!五郎が絶叫したその時、愛車の中で目が覚めた。企画書を見返していて眠ってしまったらしい。アポまでまだ時間があり、先に何か腹に入れようと車を走らせた。川崎の工業地帯に差し掛かり、焼肉の「つるや」を思い出し行ってみると、なんと満席。諦めて枝川の倉庫に向かうと、定食などがある枝川の「アトム」を思い出し、立ち寄ってみるが今度は閉店していた。
中野で仕事をすませた五郎は腹がたまらなくすき、中野の街を彷徨っていると、突如「上海家庭料理」看板に目が奪われた。五郎は迷わずその「蔡菜食堂」に入ると、お母さん(宮崎美子)に案内されるまま席に着く。“スペアリブの黒酢ソース炒め”や“焼豚とレタスの炒飯”など、グッとくるメニューの文字にかなり迷いつつも、レバニラ炒め、トマト卵炒め、バイツェーチ(蒸し鶏)、それに水餃子を注文。飾らないグッとくる美味しさ。デザートにコマ団子まで注文し、上海家庭料理をしっかりと堪能した。
店を出るともう一仕事、津田沼の杉原商事へ向かった。「いいんじゃないの。問題ナッシング」といつもながら調子のいい杉原社長(北村総一朗)の反応に安堵していたが、急遽明朝までの急ぎ仕事を任されてしまい事務所に泊り込む羽目に。日付が変わる頃、空腹で仕事が進まない五郎は何か腹に入れることを決意。街に繰り出すも、店が見つからずうろうろ…。そんな時「TEXAS」「STEAK」の文字が目に入った。一瞬躊躇するも心を決めて入店すると、イケメン風の店員たちが迎えた。注文を取りに来た店長(和田正人)に、リブステーキ300gとガーリックライスのハーフを頼む。五郎は鉄板の上でジュージューしている肉にステーキソース、粒マスタード、ニンニク、オリジナル薬味を交互にのせ、十分に味わう。すべて食べきり、シメのコーヒーを飲んでいる時に我に返り、慌てて戻るとなんとか朝までに仕事を終えた。その途端に別の企画が決まったとの電話も入り、今年も忙しくなりそうだと喜ぶ五郎だった。
ゲスト
宮崎美子 和田正人 北村総一郎
松重豊(井之頭五郎) コメント
お正月だったら夢物語もあるでしょう。
昔を思い出すこともあるでしょう。
そんな、盛りだくさんな新春スペシャルです。

本当に楽しかったです。私はお料理を運んだり注文聞いたりっていうセリフばかり、五郎さんはずっと食べているだけなのに、幸せな感じがする。不思議な番組だと改めて思いました。店員さん役はなかなか食べられないと聞きましたが、登場するものはほぼちょっとずつ食べられて幸せでした。

ドラマの中で松重さんと直接絡むのが初めてだったんですが、ちょっとオーバーな芝居やアドリブもちゃんと受けてくれて、とても楽しかったです。ただ、グルメの番組だし社長の役だから何が食べられるのか実は楽しみにしてたんですけど、結局何も食べられなくてね…今度もし出演することがあれば、グルメを食べる役でお願いします。

「孤独のグルメ」はいつも観ていました。そのドラマの裏側が見られたのは、率直に楽しかったです。井之頭五郎演じる松重さんが、実際どれぐらい食べてるんだろうとか思ってたんですが、想像以上にしっかり食べてらっしゃって驚きました。撮影日も、朝から何も食べずに肉料理に挑んでらっしゃって。役者魂というか、食に対する五郎さんの熱いハートみたいなものを見ることができて、大満足です(笑)。
ご存知だと思いますが、この番組を見るとお腹が空きます。悶々とする夜を過ごしながら、この番組を楽しんで頂けたら嬉しいなと思います。是非ご覧ください。