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美の巨人たちスペシャル「世界の駅シリーズ」

2016年1月30日・2月6日・2月13日 土曜 夜10:00~放送

美の巨人たちでは、3週連続で国内外の美しい駅舎を紹介します

  • 第1回:1/30 丹羽三雄作『旧大社駅』
    第1回:1/30 丹羽三雄作『旧大社駅』
    今日の作品は、島根県・出雲大社への表玄関として1924年、改築の末、完成した、丹羽三雄作『旧大社駅』です。2004年、国の重要文化財に指定されました。左右対称の佇まいが美しい、木造平屋建ての社殿のような駅舎。日本で重要文化財に指定されている駅は、東京駅、門司港駅、そしてこの旧大社駅の3つだけです。
    旧大社駅は、丹羽が理想とする建築美を追求した、和洋折衷の大正モダニズム建築です。彼の思想が顕著に表れているのは、220平方メートルに及ぶ広大な三等待合室。日本の木造建築であるにもかかわらず、梁を支える柱がない開放的な造り。これほど広い空間を、柱を立てずに作るのは日本の伝統的な建築方法では困難です。丹羽はどのようにしてこの建築を可能にしたのでしょうか?
    また、長い間、旧大社駅の設計者は“建築の巨人”伊東忠太とされていました。しかし、平成になって、偶然出てきた札に、「設計者・丹羽三雄」との記載が!一体なぜ伊東が設計者だとする説が出回ったのでしょうか?
    丹羽がこの駅舎に込めた思いに迫ります。
    第1回:1/30 丹羽三雄作『旧大社駅』
  • 第2回:2/6 柴田四郎・増田誠一『奈良駅旧駅舎』
    第2回:2/6 柴田四郎・増田誠一『奈良駅旧駅舎』
    今日の作品は柴田四郎、増田誠一作『奈良駅旧駅舎』。二人は大阪鉄道局に所属。柴田が主任技師、増田は技手として設計にあたりました。彼らが手掛けたのは1934年竣工の2代目駅舎で、約70年にわたり奈良の玄関口を務めました。現在は奈良市総合観光案内所として利用されています。
    鉄骨鉄筋コンクリート造洋風2階建ての建物部分に、木造の和風屋根を載せた構造。瓦屋根の上には、仏塔の最上部に取り付けられる金属製の装飾「相輪(そうりん)」が突き出しています。設計者はどういう意図でこの建物を造ったのでしょうか?
    昭和初期。国が外国人観光客誘致に力を入れ始めた時代に、古都・奈良の表玄関にふさわしい意匠を探った柴田と増田。二人の設計技師がたどりついた独自の建築美をご覧ください
    第2回:2/6 柴田四郎・増田誠一『奈良駅旧駅舎』
  • 第3回:2/13(1時間スペシャル)「アトーチャ駅」「トレド駅」「カンフラン駅」
    第3回:2/13(1時間スペシャル)「アトーチャ駅」「トレド駅」「カンフラン駅」
    スペインは全長1万6000キロに及ぶ鉄道網を持つ高速鉄道王国。その玄関口にあたるのが、首都マドリードにあるアトーチャ駅です。現在、駅の主要な機能は1992年に増築された新駅舎が担っています。列柱に支えられた、古代の神殿のような巨大空間。旧駅舎のほうは、人々の意表を突く改装が施され、都会の憩いの場となっています。そのユニークな用途とは? 2つ目は、マドリードの南、約70キロにあるトレド駅。イスラム教とキリスト教の建築様式が融合した「ムデハル様式」の建物です。スペインが辿った複雑な歴史を思わせる荘厳なたたずまい。このトレド駅にスペイン在住の日本人画家・神津善之介さんが訪れ、一枚の絵を描き上げます。どんな絵に仕上がるのか、お楽しみに。 3つ目は「世界で一番美しい廃墟」といわれたカンフラン駅。現在改修中ですが、現役の駅です。フランスとの国境、ピレネー山中に位置する豪華な駅舎。かつて国際路線として賑わったこの駅がなぜ、廃墟と呼ばれるに至ったのでしょう? スペインの歴史の重みと広がりを感じさせる、3つの駅の魅力に迫ります。
    第3回:2/13(1時間スペシャル)「アトーチャ駅」「トレド駅」「カンフラン駅」
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