放送バックナンバー

テーマ
今年も流行!?夏に危険な虫刺され緊急対策SP
ゲスト

村上 弘明 

専門家:加來浩器 (防衛医科大学校 防衛医学研究センター 感染症疫学対策研究官教授)
1988年 防衛医科大学校卒業後、防衛医科大学校病院及び自衛隊中央病院勤務。
2002年 東北大学内科病態学講座 感染制御検査診断学准教授
(感染症クライシスマネージメント人材育成プログラム)を経て、防衛医科大学校 教授。
2010年3月より防衛医学研究センター 情報システム研究部門 感染症疫学解析対策室
(IDEA Unit: Infectious Diseases Epidemiology Analysis Unit)において、
国内外の感染症疫学情報の収集と解析、感染症危機管理に関する研究(バイオテロ対策、
災害後の感染症対策、大規模感染症対策などの公衆衛生対応に関する事項)に従事。


防衛医科大学校防衛医学研究センター
住所:埼玉県所沢市並木3-2
電話:04-2995-1211

放送内容

■デング熱
蚊が媒介するデングウイルスによって引き起こされる感染症。
アジア・アフリカ・中南米など暑い地域を中心に世界中で流行し年間1億人近くが発症しています。
日本では青森県より南に生息しているヒトスジシマカ(ヤブ蚊)が媒介し吸血する時に、ウイルスを注入する。
多くの場合は3日-7日ほどで38℃以上の高熱や関節痛、発疹などの症状が見られるが、通常は1週間程度で回復する。
しかし出血を伴うデング出血熱などの重篤な症状が起こると、ショック症状を起こし死亡することもある。


■国内感染の原因
昨年のウイルスは死滅しているが、海外で感染して入国した人が代々木公園内で複数の蚊に刺され、
その蚊が他の人を刺して広がる可能性が高い。
※8割は発症しないため、海外で感染しても気づかない。


補足(1)
風邪との分かりやすい違いは発熱の後、発疹が出ると疑われる。
医療機関に検査をしに行ったほうがよい。
補足(2)
蚊を叩き潰しても感染しない。手を洗い流せば問題ない。


■重症化する可能性
(1)解熱剤の服用
自己判断で解熱剤を服用すると逆に重症化する可能性がある。
アスピリン、ロキソニンなどは避けたほうがよい。

(2)2度目以降の感染
不完全な免疫によってデング出血熱など重症化しやすい。
昨年刺されたけれど発症していないという方は注意が必要になる。


■チクングニア熱 
突然39℃以上の高熱と全身の関節痛が出現するのが特徴。
時には関節が変形するような後遺症が残るなど、デング熱よりも症状が重い。
2005年以降アフリカからアメリカ・ヨーロッパなどへの輸入例が確認されて現時点で101の国と地域でウイルスが根付いている。
※東アフリカの言葉で「激しい関節痛のために体を前に折り曲げ歩く様子」を意味する。


■日本脳炎
コガタアカイエカが媒介したウイルスによって、突然頭痛や嘔吐が起こる感染症。
まれに脳の神経細胞でウイルスが増殖し、意識障害や運動麻痺が起こる。
脳炎症状を起こすと死亡率は20-40%になり
回復してもかなりの割合で重度の後遺症が残ります。
また日本でも、毎年10人程度が感染している
※注意が必要なのは、日本脳炎ウイルスの感染源である豚がいる場所。
そしてアジアでまだ日本脳炎が蔓延している地域。


■蚊に刺されない方法
夏でも長袖長ズボンを着用。
肌が露出している部分は虫よけスプレーを塗る。


■ディート(DEET) 
虫除け薬に含まれる成分。
人が出す二酸化炭素を感知できなくなりどこに人がいるのか分からなくなるというもの。
ドラッグストアなどに売っている虫よけスプレーだと医薬部外品は10%未満。医薬品であれば12%なので、医薬品がおすすめ。
5%でおよそ90分の効き目と言われているが、汗をかく夏は医薬品でも2-3時間おきには塗ったほうがいい。
日焼け止めを使う場合は、虫除け薬を先に塗ると効果が弱まるので後塗る。


■問題
虫除け薬の塗り残しが多い場所は体のどこ?
正解…首の横とヒザの裏
※特に首は頚動脈が走っているから体の中でも体温が高い部分なので蚊が寄ってきやすくこのような部分は噴霧後に手で塗り広げると効果的。


■蚊の大量発生の理由
昨年代々木公園で蚊が大量発生した原因として
蚊が卵を産みつける水たまりや植木鉢の受け皿、空き缶・ペットボトル、雨水ます、雨よけシート、湿ったコケが多くあったため。

<対策>
自宅の庭が発生源にならないように水が溜まったら捨てる事。
定期的に殺虫剤をかけるのも効果的。

<蚊に寄られやすい人>
(体温が高い、肥満、飲酒、におい、血液型がO型)
※体温・二酸化炭素・汗などの匂いが蚊をおびき寄せる
※一番蚊にさされやすいのは夜のタバコとビール。


■虫除け薬以外の防虫グッズ
【パラキート】1個1944円(税込)
虫が嫌うエッセンシャルオイルを浸透させているバンド自衛隊でも使用されている。

【虫よけメッシュパーカー】1着6936円(税込)
虫よけ成分を繊維に付着させいるため着るだけで虫よけできる。
洗濯70回でも効果を持続できる。

【オリセットネット】国内未発売
防虫剤が練り込まれた糸で作られた蚊帳マラリア予防に世界保健機関(WHO)
が推薦している。


■マダニ
体長3~4mm程度。布団などに付くイエダニとは違い
山や森などで野生動物の血を吸って生息している。


■SFTS
マダニが媒介する感染症。このウイルスを持つマダニに咬まれる事で6日~2週間後
高熱、吐き気のほか出血や意識障害を起こし死に至る事もある。致死率は30%。


■マダニの発生場所
患者は西日本に集中しているがこのウイルスを持つマダニは日本中にいる。
最近は民家の裏庭や畑畦道などにも多く生息し人が咬まれる被害が出ている。


■マダニ対策
マダニが侵入してこないようにズボンの裾は長靴の中に入れ袖口は軍手や手袋で隙間を無くす。
夏でも山に入る時畑仕事をする時などは肌の露出に注意をする。
蚊にも有効だった成分ディートを使う事で一定の効果がある。

 

■噛まれた時の対処法
マダニが咬みついているのを発見しても無理に取り除いてはいけない。
マダニの口が皮膚の中に残り化膿する事があるので必ず医療機関で取り除く。
服装の隙間を無くし獣道を避ける事そして帰ってからの確認が大事。


L4夏の昭和情景
くずきり みのわ
住所:鎌倉市佐助2-6-1
電話:0467-22-0341
時間:【水・日・土・祭日】10:00~17:30
休日:月・火・木・金(祝日の場合は営業、翌日休み)※臨時休業有要問合せ
料金:くずきりと抹茶 1350円 
くずきり920円
季節限定 冷白玉ぜんざい 850円


ネットもテレ東