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糖尿病の新常識!世界が認めた最強予防食SP
ゲスト

いとう まい子


専門家:宇都宮 一典
平成22年~、第2代 糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授に就任。
診療部長、糖尿病専門医・指導医でもある。
糖尿病に関しての診断から治療、合併症の管理に至るまで、あらゆる領域に専門医を擁し、豊富な治療経験を有している。一般の糖尿病の診療のほか、腎症を合併した糖尿病患者には食事療法を中心とする専門外来を設けている。透析の適応となるケースでは、腎臓内科と並診し、早期導入を図っている。
【東京慈恵会医科大学附属病院】
住所 東京都港区西新橋3-19-18
診療科目 外科、内科、眼科
営業時間 月~土 診療受付時間 午前8時~11時
午後11時~15時
診療開始時間 午前9時~
午後13時半~
※午後や土曜は休診となる診療科もある。詳細は各診療科へお尋ねください。
※最終週の水曜午後は休診
休診日 日曜・祝日、大学記念日(5/1、10/15)、年末年始(12/30~1/4)
電話番号 03-3433-1111(大代表)


放送内容

■糖尿病
インスリン(血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などへの取り込み、血糖を下げる働きを持つ唯一のホルモン)の作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに、血糖値が高くなっている状態のこと。
仕組み→通常、食事を摂ると、その中に含まれる糖質はブドウ糖へと分解され、小腸で吸収される。
血液中を流れ始めたブドウ糖が多くなると、血糖値が上昇。
すると、膵臓から分泌されたインスリンが、ブドウ糖を細胞へ取り込み、血糖値は下がる。
糖尿病の場合、このインスリンが減少したり、働きが悪くなったりする。
すると、血液中のブドウ糖が多くなり高血糖の状態に。
これが続くと、やがて血管が傷ついていき、
網膜症による失明、腎症による人工透析、心筋梗塞や脳卒中といった、
様々な合併症を引き起こす。
症状→・尿の量が多くなる(多尿)
・のどが渇いて、水分をたくさん飲む(口渇、多飲)
・体重が減る
・疲れやすくなる
医療費→(患者1人ひとりの医療費は大きく異なるが、)医療経済研究機構の
「政府管掌健康保険における医療費等に関する調査研究報告書」によると、
「糖尿病患者一人当たりの平均的な医療費は“年間24.7万円
(平成15年度:3割負担では7.4万円=月額約6,000円)”」と報告されている。


■2型糖尿病
インスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなるために起こる。
おもに中高年以降にみらるが、若年者の発症も増加している。(日本の糖尿病患者の約90%が2型糖尿病とされている)
経過→気づかないうちに発症し、ゆっくりと進行する。症状が無い状態のまま、糖尿病が進行していることがある。早期では食事や運動で血糖コントロールが可能。

■内臓脂肪肥満
腹腔内の腸のまわりつく「内臓脂肪」が過剰に蓄積しているタイプの肥満。
体脂肪の中でも、内臓脂肪が多い肥満は、生活習慣病にもっとも悪影響を及ぼすとされる。

 

■穀物
食糧,飼料,工業用デンプン原料とするために栽培される、イネ科植物 (禾穀類) をいう。
食物繊維(ヒトの消化酵素では分解されない食物中の難消化性成分の総体)を多く含む。
押麦→よく「麦とろごはん」などに利用される、スタンダードな大麦。
米粒麦→精白し、お米と同じ比重で同じ形に加工した大麦。
もち麦→もち性の大麦。水溶性食物繊維(水に溶ける種類の食物繊維)である
βグルカンを6.4%も含み、粘性がある。


■慈恵大学病院「おいしい麦ごはん」の炊き方
割合は、精白米が7、大麦が3。
使う大麦は、お米と一緒に食べやすく加工した、米粒麦を使用するのがポイント。
水の量は、通常のご飯を炊く水にプラス、麦の倍の量の水を入れる。
そして、よく混ぜたら必ず30分間の浸水を忘れずに行う。(大麦は水の吸収率が低いので、
時間が短いと炊きあがりが悪くなってしまう)


■慈恵大学病院「ゆで大麦(大麦を平らに加工した押麦を茹でるもの)」の作り方
3倍に増えることを考えた量の押し麦を、たっぷりのお湯で15~20分茹でる。
流水で表面のぬめりを取り、完成。
小分けにしてラップで包めば冷凍なら2週間保存可能。


■慈恵大学病院「大麦を使ったひじきサラダ」の作り方
材料
ゆで大麦 14g
芽ひじき  6g
きゅうり 10g
にんじん 10g
コーン缶 10g
マヨネーズ 20g
めんつゆ 10g

使用する大麦は、最も一般的な押麦。これを茹でて、ゆで大麦として使う。
茹でたひじきと大麦を混ぜる。
そこにめんつゆと、コクを出すためのマヨネーズを入れる。
食物繊維がコレステロールを排出してくれるから、マヨネーズを使っても大丈夫!
そして、全ての具材を入れ、軽く和えたら、シンプルなひじきサラダの完成。

 

■慈恵大学病院「ゆで大麦を使ったハンバーグ」の作り方
材料
ゆで大麦 20g
合挽き肉 130g
炒り玉ねぎ 80g
乾燥パン粉 2.6g
牛乳 16g
卵 16g
塩 1g
こしょう 適量
<ソース>
ケチャップソース 40g
ウスターソース  20g

通常の量から、挽肉の変わりにカロリーを抑えるために麦を入れる。
ゆで大麦と具材が均一によく馴染む様、全ての材料を混ぜていく。
材料の中にある空気を抜いて焼く。(通常のハンバーグの作り方と同じです)
肉汁、ケチャップ、ウスターソースを煮詰めてつくったソースをかけ、完成。

 

■ミルテル検査
採血5ccで出来、ありとあらゆる病気(ガン、認知症、早期発見が難しい膵がん、乳がん、アルツハイマーなどの病気)の、超早期発見に貢献出来る検査。
仕組み→血液の中に泳いでいるRNA(ガン細胞が生まれた時から出していると言われる、
特有のマイクロ物質)を検出することによって、どういう病気にかかっているかということが、かなり早期に検出出来る。
さらに→このDNAから、細胞の中の染色体が元気か元気じゃないかを検査できることが世界で初めて分かった。遺伝子レベルで体の状態をチェック出来るので、生活習慣の改善に繋げたり、病気を未然に防ぐなど様々な可能性を秘めている。

 

■SGLT-2(エスジーエルティーツー)阻害薬
腎臓(血管に流れてきたものを、必要なものと必要でないものに仕分ける臓器)から血液中の糖を尿に排出するという画期的な薬。
仕組み→通常、糖などの必要なものは血管へ再吸収され、そうでないものは尿へと排出されるが、高血糖になるとそれが追いつかず、糖の一部も尿へと排出されてしまうという糖尿病の状態から、SGLT-2阻害薬を飲むと、腎臓に作用し、糖の再吸収を阻害。
尿へ排出させ血糖値を下げる効果がある。
さらに→その時の心臓の病気や腎臓の病気の合併症の進展が、薬を飲むことによって抑制された。
糖尿病で一番怖い合併症を抑えることが出来るという、画期的な薬の効果が明らかになった。


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