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2010年7月2日:金がない人こそ結婚しよう!

(ゲスト)筧利夫、山本未来
結婚に踏み切れない理由に、収入の低さを挙げる男性。しかし男が女を養う時代はもう古い!?そんな男性陣に対し最近では女性からの逆プロポーズが増加中。また、各自治体でも支援が行われ、格安の婚活イベントも増え た他、以前より結婚しやすい環境が出来てきている。さらに自分の趣味のためや、仕事や家が手に入るからと、男性が入り婿を積極的に選択しているという事実にも迫る。「太一のミカタ」では強引!?なプロポーズグッズを紹介。
結婚できないと決めつける男たち!
最新の国勢調査によれば、30代前半の男性の未婚率は47%。実に2人に1人が未婚。交際相手がいるのに結婚しない男性に聞いてみたところ、結婚に踏み切れない最大の理由に「収入の低さ」を挙げた。一方、交際相手のいる女性に聞いてみたところ、その多くは相手の年収はそれ程気にならないという。今は未曾有の大不況。女性は男性の収入に過度の期待を抱いていなく、女性たちは結婚しても自分の収入を足せば、なんとか家庭生活を維持していけると考えているのだ。そして、昔と違い自立して新たな家庭を築くというのではなく、親が結婚後も援助を惜しまないという傾向が女性の考え方を変えたという。現代の結婚事情に詳しいマーケティングライターの牛窪恵氏は、「男性はバブルの時代からあまり進化していない。いまだに男性が女性を養わないといけないと思っている。女性側は現実を見据えて非常に進化している」と語る。
さらに、3000人の女性を分析し『プロポーズ成功マニュアル』という本を書いた、ウェディングコンサルタントの橋本明彦氏によれば、「最近は女性から男性に対するプロポーズ、つまり“逆プロポーズ”が増えてきている」という。結婚情報誌『ゼクシィ』が今年取ったアンケートによれば、20代・30代の男性90%、女性の91%が、女性からのプロポーズをありと考えているのだ。橋本氏は「収入の少なさに自信を持てない男性はすごく多い。逆に女性はお金の面で、現実的にすごい自信を持っていてプロポーズに至ってしまうケースが多い」と語る。
婚活は悪くない!
ここ数年盛り上がっているような印象のある婚活。今、格安の婚活イベントが沢山ある。北海道の札幌ドームでは料金3000円の婚活シートに応募が殺到。シートに座った男女がカップルになり、成婚すれば夫婦で始球式という特典までついている。また婚活支援は地方自治体でも。群馬県が行う“ぐんま赤い糸プロジェクト”。静岡県・小山町の「GO婚グランプリ@富士スピードウェイ」、石川県では「すてきな出会いin金沢競馬~当てよう恋の万馬券~」など、沖縄を除く全ての都道府県で安くて楽しそうな婚活支援が行われている。
安いだけでなく毎日が婚活という究極のスポットが、2DKの広さで、家賃わずか月1万円という超格安物件のアパートのある宮崎県・西米良村に。入居条件は40歳未満で独身であること。そう、ここは村営の独身支援のアパートなのだ。現在男女15人が暮らし、盛んに交流が行われている。市内までは車で2時間。周囲30kmを山で囲まれ、道端で人にすれ違うこともない。これまでにここに住んだことがきっかけで結婚に至った男女はなんと40名!村内で結婚した暁には20万円のお祝い金が支払われ、子宝に恵まれると、なんと子供が小学校に上がるまで、スーパー、洋服店、飲食店、ガソリンスタンドまで村にある店での買い物が全て20%オフになるという。
お金の心配なく婚活に励めるとあって、このアパートの住人達の結婚願望はとても高いという。今や婚活はいいこと尽くめなのだ。
入り婿のススメ
今は若い夫婦が、妻の親から金銭の援助を受けるケースが増えてきている。新居を構える場所も、夫の親より妻の親の近くを希望する夫婦の割合が上回っているという。そんな中、今注目されているのが入り婿。これまで家業を守ったり、家の名を絶やさぬため婿入りすることもあった。しかし今、男性が戦略的に婿入りを選択しているという。
婚活する男性の間で話題の「婿養子サポートセンター」。婿養子が欲しい女性と、様々な理由で婿養子になりたいという男性の出会いから結婚までサポートしている。代表の伊達蝶江子さんによれば、入り婿は既に基盤のできている仕事や家が手に入り、嫁の面倒を親が見てくれ、嫁姑の板挟みもないので気が楽、といいこと尽くめ。とはいえ入り婿した男性は生活に満足しているのか、実際に創業60年の老舗煎餅店に婿入りした男性(30歳)に密着してみた。
男性が収入を気にして結婚できないというこのご時世、何もかもがついてくる入り婿こそ最善の結婚手段かもしれない!?
【太一のミカタ】
<結婚に踏み切れない相手の背中を強引に押す結婚グッズ!>
(1)強制入籍セット(1セット 9248円)
「豚の貯金箱」「朱肉」「認印」「婚姻届」「アラーム時計」が入ったセット。結婚しかねている相手にこれを送り、半強制的に結婚してしまおうというアイテム。さらに婚姻届を作成したら提出する日を決め、アラーム時計に提出するスケジュールを入力。カウントダウンをしてくれる。
(2)プロポーズケーキ(1個 5000円)
「銀座マルキーズ」特製ケーキ。チョコレートで出来た外箱を外すと、中にはケーキが。その真ん中に婚約指輪を乗せるスペースのあるケーキ。
(3)プライベート花火(打ち上げ花火+仕掛け花火で10万円)
ハートが飛び出すものや、ニコちゃんマークが出るものまで、自分で好きな打ち上げ花火を選び、プロポーズができる花火。クライマックスの仕掛け花火の演出には「結婚しよ」の文字が。