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父・三平師匠がドラマ化されることについてどう思います?
父は54年という短い期間を走り続けたランナーだと思います。ものすごく鼓動も早くて、一生懸命走った人生です。僕も噺家として、その足跡をもう一度ドラマを通して見てみたいと思いますね。
三平師匠の思い出は?
兄弟の仲で、僕が一番父と接している時間が長いと思うんですよ。父は「末っ子だから人生を共にするのは一番短いだろう。だから凝縮した愛をこの子に注ぎたい」とお袋に言ったらしいんです。だから毎日一緒にいましたね。
一緒に銀座を歩いてて「あ、三平さん!」って言われると、「(おでこに手を当てて)あ、加山雄三です」ってよく言ってましたね。テレビ局でも「三平さん」って声をかけられて「加山雄三です」って答えたら、本物の加山雄三さんが立ってたことがありましたね(笑)。で、心から「どーもスィマセン」ってやってました。すごい父でした。
病気から復帰して、上野公園をジョギングしていたときも、「三平さん!何してるんですか?」って言われて「ええ、オリンピックが近いもので」って(笑)。
どことなくお客さんに気を使うというか、町中でもサービス精神旺盛な父というのはすごいなと思いましたね。
山口さん演じる林家三平は?
実は10年来の友達なんですよ。それが、まさかうちの父親をやるとは思いませんでしたね。飲むとすぐにあぐらをかいてしまう彼なんですけどねぇ(笑)。
でもやっぱり役者なんですね。父親のあの髪形になると、ぴしっとするんですよ。「いやぁ、山口君やっぱり役者だね」って言ったら「いや、僕は歌手だ」って言ってましたけどねぇ。そういうところが面白いところなんですね。
僕が山口君に落語の稽古をしたんですけど、その中で、たまに困る顔がよく父に似てるかな。よく評論家の方が父の落語を分析されていて、父のリズム落語はちゃんと計算されていて、キチっと方程式通りにやっているんだとおっしゃるんですけど、決してそうじゃないと思うんですよ。高座に上がる前はいつも緊張してました。
なぜ分かるかと言うと、僕は当時は子供なんで、ずっと父と手を握ってるんですよ。寄席に近づくにつれて、手がどんどん冷たくなるんです。これは僕しか知らないことですね。寄席に入っていって高座の脇にいるときは、ずっと緊張してんですよ。その緊張感は山口君もありますね。
あと、シャイな部分が父に似てます。心から出た「どーもスィマセン」をちゃんとやってますよ。
菊川さん演じるおかみさんは?
実は昔、ドラマで菊川さんとお見合い相手役をやったことがあるんですよ(笑)。その方がおふくろ役っていうのが不思議です…。すごくサバサバしてらっしゃって、男っぽいところがおふくろによく似ていますね。「日本人らしさ」っていうのがすごく出ると思います。
一番の見どころ・おすすめのポイントはドコですか?
昭和を駆け抜けた爆笑王が、どのような人生を送ってきたかということですね。爆笑王と呼ばれるまでにどんな辛いことがあったのか、どんな笑顔で乗り越えてきたかというところが、このドラマの見所だと思います。