Jリーグ 試合再開へのガイドラインを公表「超厳戒態勢」入場者は5000人まで

サッカー

2020.6.14

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Ajinomoto Stadium 写真:アフロスポーツ

Jリーグは6月12日、今月27日からの段階的な公式戦再開を前に「新型コロナウィルス感染症対応ガイドライン」の最新版を公表。チーム練習をはじめ、無観客から観客を入れた場合の試合開催について、感染防止を図りながらの試合運営と行動指針を示した。

6月27日から再開するJ2と開幕のJ3、7月4日に再開するJ1は、いずれも無観客でのスタートが決まっているが、Jリーグでは政府の緩和方針に沿う形で、7月10日から段階的に観客を受け入れての開催へ移行する計画だ。

第1段階は7月10日からの「超厳戒態勢」とし、入場者は5000人まで。8月1日から次の「厳戒態勢」のステップに入り、観客の上限をスタジアム収容人数の50%までに拡大し、アウェイ席の販売を始めてビジター客の受け入れを予定している。

スタジアムの収容人数によって、第1段階から第2段階への移行が相当な増枠になる場合も考えられるが、「自治体の意向、地域の感染状況を鑑みながら、どの程度のお客さんの入れ方をするか、クラブそれぞれに判断の余地がある」(Jリーグ新型コロナウィルス対策本部・藤村昇司特命担当部長)としている。

無観客試合では関係者の来場を極力限定。来場者リストを作成して来場時間と退場時間を記録し、選手やチームとの動線を別にするゾーン分けを実施するなど、厳重な管理体制で臨む。

選手や審判員には握手、抱擁、ユニフォームの交換は行わないように求め、ウォームアップと試合中以外はマスクを着用し、飛沫感染の原因になり得るグラウンドでのツバ吐きやうがいを厳しく禁止した。同様に、タオルや給水ボトルの共用も禁じている。

キックオフ直前にピッチ上で行っている選手の円陣も、試合終了時に両チームと審判団がピッチ中央に集まることも、無観客試合では行わない。選手・審判団の入場は、ドイツのブンデスリーガで現在実施されているスタイルを導入。当初はそれぞれで入場し、8月1日以降に整列での入場になる予定だ。試合中にゴールを祝う場合にも、社会的な距離を保って実施するように注意を促している。

試合中のベンチでは1席を空けて座り、ベンチ増設やスタンド席の利用も認めている。控え選手とスタッフはマスクを着用し、不要な会話や接触を避けることが明記された。

ボールパーソンや担架要員も、ホームのクラブ職員が担当。運営に関わる人数を極力制限するように求め、通常7個までの試合級の使用を増やすことで対応する。

チームのロッカールームの使い方にも細かく言及。シャワーブースは1つ置きの使用とすることや、アイスバスでは対面にならないこと、ロッカールームの滞在時間は一人30~40分を目安として時差をつけ、ロッカールームではマスク着用が必要だ。

これらの規定は基本的に、7月10日以降、段階的に観客を入れた場合にも引き継がれる。

 また、観客を入れた場合の観客席の設置は、第1段階の「超厳戒態勢」では客席の中心から半径1メートルの間隔を持たせるが、8月1日以降の次のステップでは周囲との間隔を1席程度に緩和し、ビジター席を用意(席数の割合は現在検討中)する。立ち見や芝生席も、これらのルールに則ることを条件に使用が可能になる。いずれも、開催地の自治体に開催条件の了解を得ることが求められている。


取材・文:木ノ原句望