【独占取材】髙橋大輔、全日本選手権2018直前に語っていた思い「こんなに楽しんで過ごしていいのかな」
髙橋大輔がシングルとして現役復帰後、5年ぶりに出場し2位に輝いた全日本選手権。
その直前、2018年12月、髙橋はテレビ東京の独占取材に応じ、復帰後の違いや今後の思いを明かしていた。
こんなに楽しんで過ごしていいのかな
―現役復帰前の想像と復帰後の違いは
4年間試合に出るシーズンを過ごしてこなかったので、毎日スケートの練習ができていたわけでもなく、スケートが一番ではなくなった時もありました。ニューヨークに行ったりもしていました。
現役復帰=毎日練習となってくるので、どんなことになるのかわからなすぎて想像していなかったです。
ただ、このぐらいまでは戻るかなというプランニングみたいなものは、なんとなく頭にありました。でも、その通りにはいかなかったです。けがをしたりとか、えぇー!?みたいな初めてのけがばかりで。
モチベーションというところでは、誰に言われたわけでもなく自分が選択して現役復帰を決めたので、むしろ仕事してくれって感じだと思うんですけど。
できないだろう、できないのが当たり前かな、というところからのスタートだったので、できることが増えていく喜びみたいなものはあって。
試合の時はもうちょっと昔みたいに追い詰められて機嫌が悪くなって人に八つ当たりするかなと思ってたんですけど、一切ではないですがあまりなくて。
こんなに楽しんで過ごしていいのかなという感じはあります。
「自分のためにスケートをやる」はブレていない
―復帰会見で語った「今は自分のために滑りたい」という思いは叶っているか
気持ちとしてはメダルを獲りたいですが、獲らなければいけないわけでもないですし。出るならいけるところまでトップに行きたいなとは思います。
マストではないというところがどこかしらあるので、プレッシャーはないのかなと思いますね。
現役復帰自体が、これから先のことを考えての現役復帰というところもあるので、そのために今、自分の選択したことを一生懸命やっています。
「自分のためにスケートをやる」というところはブレていないかな。
人のためにというのは考えていないわけではないですけど、ほとんど考えていないです。
ゴールがメダルを獲ることだけではなくて、これからパフォーマンスできるうちは見に来てくれたお客さんにその時のベストを届けたいと思ったからこその現役復帰というのもあります。
形として現役を引退するかもしれませんが一生現役みたいな気持ちでいたいです。
あまりつらいと思ったことがなくて。試合は迫ってくるんですけど、自分としてのゴールがそこではないっていうのがあるからこそ焦りもないです。
キープできていたものや少しでも上手くなったものをたくさん見つけていく過程を過ごしています。
つらいときがなくて、なさすぎていいのかなみたいな。こんなにつらくなくていいのかな、追い込まれなくていいのかなって不安になる時はありますね。
こんなに緊張しやすかったかなっていうくらい緊張します
―大会も練習と同じ気持ちで楽しめているか
大会は全然楽しめていないですね。超緊張しやすくて。元々緊張しやすいのもあるんですが、こんなに緊張しやすかったかなっていうくらい緊張します。
(前の現役時代は)国際大会によく出ていたので観客席が近いんですよ。
(復帰してから)近畿ブロックと西日本選手権しか出ていないですが、(国内大会は)遠いんですよね。席が近いところにないので、孤独感というか、ずっとつながっている感じがないので慣れていないです。
アイスショーも(客席と)近いじゃないですか。さらに緊張したりもするので。楽しめているのかはよくわからないですけど、試合自体はとりあえず必死でやっています。
でも、全て含めてという意味では楽しめているのかなと思います。緊張しているなというのも楽しんでいる感じがあるので。
試合だけをみると楽しめてないかなと思うんですが、全体を通してみるとすごく楽しめているなと思います。