侍ジャパン 甲斐拓也「全員で勝ち取った金メダル」稲葉監督「最高のチーム」【五輪野球】

野球

2021.8.11

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東京オリンピック 野球で日本初となる金メダルを獲得した、日本代表チーム" 侍ジャパン "が、8月8日(日)に記者会見を行った。

初めに稲葉篤紀監督が、大会関係者への感謝を述べ、「この選手達と結束し金メダルを獲れたことを大変嬉しく思っております。素晴らしい選手達と野球がやれて幸せに思います」と喜びのコメント。

今大会打率チームトップ3割8分5厘を残し、大会ベストナインに選ばれた甲斐拓也(ソフトバンク)は、「チームで戦って全員で勝ち取った金メダル」とチームメイトへの思いを語った。

また、福島で行われたドミニカ共和国との初戦でサヨナラ安打を放った坂本勇人(巨人)は「チーム全員で繋がった勝利。福島の人に良いものを見せることができたかな」と被災地への思いを口にした。

ーー今大会打率チームトップ3割8分5厘で、ベストナインにも選ばれ大活躍

甲斐拓也(ソフトバンク):自分一人ではとてもじゃないですけど無理なので、チームで戦って全員で勝ち取った金メダルですし、自分の結果というよりもチームが勝てたということが一番です。

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日本代表 甲斐拓也(ソフトバンク)

ーー大分県と熊本県にとっては初めての金メダル獲得。故郷への思いは

村上宗隆(ヤクルト):すごく光栄に思います。熊本は地震もあり豪雨災害もあり、苦しい思いをしている方々がたくさんいると思います。少しでも勇気や元気、感動を与えられるようにと今大会でも思っていましたし、これから先もそういう思いで頑張っていきたいと思います。

甲斐拓也(ソフトバンク):大分も災害があり色々なことがありましたが、野球を通して勇気や元気を少しでも与えられればという思いでいました。大分出身の森下と源田と一緒にこういう舞台で野球ができたことは僕自身すごく嬉しいことだと思います。

森下暢仁(広島):決勝の舞台で甲斐さんとバッテリーが組めて、大分県人としては色々な人に勇気や感動を与えられたのかなと思いますし、やっぱり色々な人が自分たちのことを見てくれていたので頑張ろうと思えました。

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日本代表 森下暢仁(広島)

源田壮亮(西武):常日頃から大分まで明るいニュースが届けばいいなと思って野球はやっていたので、今後もその気持ちでやっていきたいと思います。

ーーノックアウトステージになって最初のアメリカ戦9回での登板。どんな気持ちでマウンドに上がったか

大野雄大(中日):どこで行くかというのはその試合毎に臨機応変に行くと言われていたので常に準備をしていた中で、9回に登板しました。ですので特に緊張することもなく、甲斐選手のリードにしっかり応えられたと思います。京都(出身地)は離れていますけど、その思いはしっかり自分の中にありますし、活躍を見てもらえたら嬉しいなと思いながら投げていました。

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日本代表 大野雄大(中日)

ーー最後の打球が飛んできた時の心境と稲葉監督に金メダルをかけた時の思い、後輩達へメッセージ

菊池涼介(広島):最後は打球が飛んでくるとは思っていなかったんですが僕のところに来て、自分で(ベースを)踏みに行こうと思ったんですけど、(坂本)勇人さんがニコニコでベースカバーに「ここに投げろ」というような顔をしていたので渡しました。 監督、コーチ達にはメダルがないということで、僕のでも良いのであれば監督にかけてあげたいなという思いでかけて写真を撮りました。

僕は体も小さいですし、岐阜の田舎でなかなか有名ではないところからプロに入りましたけれど、諦めなければ必ず夢は叶うと思いますので頑張ってほしいと思います。

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日本代表 菊池涼介(広島)

ーー1次リーグが福島県からスタートしたことへの思い

稲葉監督:まず仙台での合宿から始まり福島で1試合目ということで、少しでも福島の皆様に何かをお届けできたらという思いでスタートしました。人工芝も非常に良く最高のグラウンドコンディションでロッカーも綺麗でしたし、素晴らしい球場で最後は(坂本)勇人のサヨナラ勝ちというあの試合があったからこそ金メダルに繋がったと思います。最高の場所で最高の皆さんと野球がやれたことに本当に感謝をしております。

坂本勇人(巨人):初戦は大事だと思っていたので、福島での初戦、最高なグラウンドで福島の方にも何か良いものを届けたいと思ってスタートしました。結果的に最後は僕が決めましたけど、チーム全員で繋がった勝利だと思うので良いものを福島の人にも見せることができたかなと思っています。

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日本代表 坂本勇人(巨人)

ーー任期は終えられると思いますが、野球人としての次なる夢や目標は

稲葉監督:選手達やスタッフの皆さんのお陰で非常に良い経験をさせて頂きました。これからも野球界に少しでも貢献できるようにやっていきます。

ーープレー以外の精神面での貢献が大きかった選手は

稲葉監督:青柳投手のハッピーバースデーは嬉しかったですね。やはりヤギ(青柳)もいつもとは違う場所でタフな場面で投げてもらって申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですが、それでもチームのために何とかしたいという気持ち、そして私のバースデーで歌を歌ってくれる、そういう思いが非常に嬉しかったです。

栗原選手も宗(村上)もそうですけど、若い選手が非常に声を出して盛り上げてくれるというとても良いチームが出来上がったのかなと思っています。また、坂本選手や田中選手や菊池選手やギータ(柳田)や雄大(大野)も、ベテランと言われる選手達が非常にまとまってくれて、若い選手とベテランの選手の融合した最高のチームが作れたと思います。

ーー日本の地で優勝したことについて

稲葉監督:オリンピックで野球が復活して今回金メダルを獲るということが、今野球の競技者人口が減少している野球界にとって、一つのきっかけになってくれればいいなと思いました。また、世界に日本の野球の強さを見せていきたいという思いがありましたので、金メダルを獲れたということで少しでも野球をやってくれる子どもも大人も増えればいいなと思います。

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日本代表 稲葉篤紀監督


■侍ジャパンメンバー
【投手】
青柳晃洋(阪神)
岩崎優(阪神)
森下暢仁(広島)
伊藤大海(日本ハム)
山本由伸(オリックス)
田中将大(楽天)
山﨑康晃(DeNA)
栗林良吏(広島)
千賀滉大(ソフトバンク)
大野雄大(中日)
平良海馬(西武)
【捕手】
梅野隆太郎(阪神)
甲斐拓也(ソフトバンク)
【内野手】
山田哲人(ヤクルト)
源田壮亮(西武)
浅村栄斗(楽天)
菊池涼介(広島)
坂本勇人(巨人)
村上宗隆(ヤクルト)
【外野手】
近藤健介(日本ハム)
柳田悠岐(ソフトバンク)
栗原陵矢(ソフトバンク)
吉田正尚(オリックス)
鈴木誠也(広島)

【監督】稲葉篤紀
【ヘッド兼打撃コーチ】金子誠
【投手コーチ】建山義紀
【バッテリーコーチ】村田善則
【内野守備・走塁コーチ】井端弘和
【外野守備・走塁コーチ】清水雅治