北京五輪金メダリスト『小林陵侑』に世界が釘付け!もう一つの顔はYouTuber

2022年 スキージャンプ 男子 個人 ノーマルヒル 決勝 小林陵侑が金メダル 写真:YUTAKA/アフロスポーツ
そこに秘められたドラマをあなたはまだ知らない。
「今日もぶっ飛んでいきましょう!」
スキージャンパー小林陵侑。
力を入れているYouTubeは同い年の親友と二人で作っているという。

始めて5ヶ月。
何でも果敢に挑んできた。ストレスにはなっていない。カメラを回すのは親友だからいつでも自然体でいられる。
撮影と編集を行う本間駿介とは6年の仲。

普段から、家族やコーチよりも一緒にいる時間が長い。
11月、小林は夜のジャンプ台にいた。雪と氷から半年以上離れたジャンパーが最も緊張する日。
そこは言わば急角度のついたスケートリンク。
選手は時速90キロ以上のスピードで滑降し、踏み切りの瞬間を見極めて跳ぶ。タイミングや力加減を少しでも誤ればコントロールを失い大事故を招きかねない。
だから、全神経を研ぎ澄ます。

10月はサマージャンプの大会で4連続優勝と好調を維持している。8ヶ月ぶりに滑った氷のレールで、助走と踏切を自ら点検する。
夏のジャンプと比べると、腰の位置、膝の具合、足首の角度...チェックポイントは無数にある。
岩手県の山あいの村に生まれた。ジャンプは小1で始めた。怖がりで緊張しいだったあの頃。そんな自分が世界チャンピオンになるなんて。
覚醒は3年前。
葛西紀明もなしていない快挙を果たした。
世界最高峰の大会、スキージャンプ週間を4戦全勝で総合優勝。ワールドカップでも日本人初の年間総合チャンピオンに。
今でも怖い。
でもイメージはあの頃よりも格段に細かくなった。頭の中に描く細密な動きの設計図。それが小林陵侑の強さの秘密だ。
開幕したワールドカップ。
小林は初戦で2位、2戦目はスーツの規定違反で失格となり、フィンランドでの第3戦を迎えた。すると...
最長不倒、143メートルの大ジャンプで今シーズン初優勝。イメージと動きの噛みあわせに手応えを得た。
だがその直後、新型コロナウイルスの陽性判定を受けワールドカップの欠場を強いられる。
息苦しい隔離生活の中、心の支えになったのがユーチューブだった。

世界から届いた励ましの言葉。おかげで気持ちを前向きに保てた。
2試合を欠場したがドイツでの第6戦からワールドカップに復帰し、第7戦で早速優勝を飾った。
結果、今シーズンのワールドカップはここまで6勝。ジャンプ週間では2度目の総合優勝を果たした。
北京オリンピックへの視界は良好と言っていい。
さらに、北京オリンピックの金メダル有力候補はYouTuberとしての人気もうなぎ登りだという。
取材の段階で登録者数、なんと7千人超え。
世界が小林陵侑に釘付けになっている。
※北京オリンピック、男子ノーマルヒル が2月6日(日)に行われ、小林陵侑が日本勢第1号となる金メダルを獲得した。