【ロッテ】佐々木朗希に鳥谷敬が助言「審判も味方にできるような選手に」佐々木にまつわる”謎”も明かす...

野球

2022.4.25

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<2022年4月24日 オリックス 対 ロッテ @京セラドーム>

ここまで17イニング連続パーフェクト中だった佐々木朗希投手(20)。苦しみながらも5回2失点で3勝目。元阪神&ロッテの鳥谷敬氏(40)がこの日の登板を解説。

白井球審はなぜマウンドに詰め寄ったのか?さらに、元チームメートの鳥谷氏だからこそわかる佐々木投手の意外な素顔も明らかに。

鳥谷敬氏 解説

ー苦しみながらも佐々木朗希投手が3勝目を挙げたが、投球を見ての率直な感想は?

前回、前々回と比べると制球に苦しむ場面もありました。あとは審判との相性というのも当然あるので、自分がストライクと思ったらボールと言われたり、逆にボールと思ったらストライクと言ってもらえる時もあるので、そういう意味ではここからの経験として自分がマウンドでどういう態度を取るのか、どういう風に受け止めるかという良い勉強になったかなと思います。

ー審判がマウンドに詰め寄るという珍しいシーンがあった。なぜあのような事が起こったのか?

当然審判がマウンドに来た時の場面だけではなくて、その前にもストライク・ボールのジャッジの時に佐々木投手がマウンドで少し笑うような仕草があって、自分ではストライクと思ったけどボールだったのかなというところから多分始まったと思います。

その後に、もう一度同じような態度というか表情を出したので、審判は審判に対して不服があるのかと感じたので注意したか、「何かあるのか?」と聞きに行ったのか。実際その場にいた訳ではないので分からないですが、審判も違和感を感じて確認しに行ったんだと思います。

ー鳥谷さんは現役時代、審判のジャッジに対して感情が表情に出ることはあった?

当然、自分がボールと思った時にストライクだったりその逆だったりもありましたが、審判の方も人間で感情もありますし、自分自身は長くやるためには相手を味方にするという意味でもあまり表情や態度に出すことは(しなかった)。

その場を凌ぐ意味でも、プロ野球生活を長くやる意味でもあまり良いことではないので。

今日の佐々木投手の場合は、投げてみていつもだったらストライクを取ってくれているけど、今日の自分のボールの回転だとか、もしかしたらいつもと違ってボールのジャッジになっているかもしれないとか、一つ一つを受け入れていくというか。

「だったらもっとこうした方がいいかな」、「こういう時はこうだな」と、審判のジャッジさえも自分のプラス材料に変えていくような投手に佐々木投手はなれると思います。

ストライクゾーンに投げれば誰にも打たれないという自信は持っていると思うので、そういう外的要素に自分のできることを変えられないことを意識していけば良いと思います。

色々な審判の方がいて色々な条件もあるので、その為の勉強という意味ではこの試合は逆に良かったんじゃないかなと思います。

審判がマウンドに来たという行為だけでこれだけのニュースになって、もちろん他の審判の方々も見ていると思います。やっぱり審判の人を仲間にできるというか、味方にできるような選手になってほしいなと思いますね。

ーオリックス打線は、前回の完全試合からどんな佐々木対策をしてきたか?

球数があるので、粘るとかボールを見るとか色々な作戦があったと思うんですが、初球からストライクゾーンに来たらどんどん振っていく形でした。

最初の打席、しかも初球で福田(周平)選手がライト前に打ったことで、前回は全然手が出なかったけど今日はいけるというチーム全体の雰囲気になったと思います。

そういう意味ではオリックスの作戦勝ちというか、それまでの準備が勝ったんだと思います。2週間前に一度対戦しているということがオリックスにとってはプラス材料だったと思います。

ー佐々木投手と吉田正尚選手の対戦について

前回(三打席連続三振)の吉田選手は振っていくスイングに見えたんですが、今回(2安打)はかなりコンパクトなスイングでした。

強引にいくこともできる選手なんですが、今日に限っては逆方向というよりも来た球に逆らわずにバットを出していたので、前回の対戦を踏まえて、インパクトのタイミングに集中する打ち方に変えて対応してきているなと感じました。

ー鳥谷さんは大谷翔平選手と対戦する際にどのような対策をしていた?

自分が打席に立った時は大谷選手の変化球、スライダーとフォークがかなり良かったです。

普段は自分が振った時に空振りかファールか前に飛ぶのか自分で感じるんですが、大谷選手の変化球を振った時には自分ではファールと思っても当たらなかったりしていました。

なので変化球だなと思ったら、振らない。真っ直ぐ以外は打たないということをやっていました。それくらい割り切らないと打てない投手だと思います。

ー佐々木投手と2年間同じチームで過ごして知る意外な素顔は?

めちゃくちゃ真面目で、ピッチャーで本当に力がある人はそうですがあまり群れたりしないですね。

あとは20歳なのに、トレーニングや食事に対してかなりストイックに、ニヤリともせずにやるんですよね。自分が20歳の時を思い返すと恥ずかしくなるくらいです。

唯一、楽しそうにニヤニヤして喋るのは荻野(貴司)選手ですね。これだけは本当に何でなのか全く分からないんですが。年齢は離れているし、2年間なので自分も2年間いたのは同じだし。年齢も荻野選手と自分の方が近いですし。

何がそこまでさせているのか謎のまま辞めてしまったので、そこは唯一心残りで気になるところですね(笑)。