【独占インタビュー】宇野昌磨「練習以上を求めない、深く結果を求めない」世界王者のメンタルに迫る
4月末から5月上旬に行われたプリンスアイスワールドで、来季のショートプログラムを初披露した宇野昌磨(24)。その見どころを本人が語った。
世界王者に輝いた昨季、宇野選手はどのようにして最高の結果を手にしたのか。そして来季目指していく姿とは。
ー今回滑るプログラムについて
来年競技用として使う予定のショートプログラムを、初めて披露します。
スイス合宿に参加していて、つい4、5日前に帰国したばかりです。たくさん滑りこんでいるわけではないですが、今までとは違ったショートプログラムになっています。
今後、自分でもこのプログラムがどうなっていくのか気になっています。
ー初めて曲を聞いた時の印象
"僕らしくない"と思いました。
ボレロは、似た系統の曲はたくさん滑ってきました。なかなか珍しい、自分では使ってこなかったプログラムを今回滑らせていただきます。
まだまだ体に馴染ませる段階ではあるのですが、公の場で披露することによって早いペースで身に付くかなと思います。
そんな過程も皆さんに楽しんでいただけたらと思います。
ー今年3月の世界選手権での優勝について
自分が満足いくような内容で優勝したのが初めてだったので、純粋に嬉しかったです。周りの方が期待してくださっていたのは重々分かっていたので、期待に応えられて嬉しかったです。
僕はプレッシャーに強くないです。プレッシャーを乗り越えて勝ち取るというのは、何度か経験した中で僕には向いていないと分かっていました。
だからまず練習以上を求めない、その次に深く結果を求めない。もちろん結果を求めないと言っても優勝したいという気持ちはありますし、周りの期待が自分の耳に届くこともあります。意識してしまうところは必ずあるので、いかにそのプレッシャーから少しでも自分が逃れられるか。
優勝できなくてもいいと考えるのではなく、仮に失敗しても今日まで後悔はしない練習ができていたので、そういった方向に考えていました。 
ー来季に向けて
去年と変わらず、成長したいという気持ちがあります。
昨年、このプリンスアイスワールドに出ていた時は、1年間を棒に振ってもいいから成長したいという思いを持っていました。
今年は得られた結果を守ろうとはせず、世界選手権優勝の成績を持っているようには見えないくらい、挑戦できるシーズンにしたいです。