戦力に収穫のパラグアイ戦 森保監督が評価「勝利を目指して戦い抜く姿勢を見せてくれた」

サッカー

2022.6.6

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サッカー日本代表・森保一監督 写真:西村尚己/アフロスポーツ

 11月にカタールで開幕するワールドカップ(W杯)へ向けて強化試合4連戦に臨んでいる日本代表が6月6日(月)の第2戦で東京の国立競技場でブラジル代表と対戦し、今回の4連戦で大きなヤマ場を迎える。

 6月2日(木)に札幌で行われたパラグアイ戦でFW浅野拓磨選手(ボーフム)、MF鎌田大地選手(フランクフルト)のゴールで前半を2-0で折り返し。

後半は1点を返された直後にMF三笘薫選手(サンジロワーズ)が決めて、途中出場のMF田中碧選手(デュッセルドルフ)が終盤に追加点を奪って4-1で勝利。4連戦を白星でスタートした。

代表デビューのDF伊藤洋輝選手(シュツットガルト)を左サイドバックで先発起用し、後半はセンターバックに移し、インサイドハーフには鎌田選手とMF原口元気選手(ウニオン・ベルリン)を採用。

前線右サイドでプレーしたMF堂安律選手(PSV)と共に積極的なプレーを披露した。

高さもスピードもある伊藤選手は左サイドで深くまで攻め込む仕掛けや、速さと切れのあるフィードは魅力的で、前半36分の先制ゴールの場面では、最終ラインからの伊藤選手のフィードを浅野選手がポストプレーで落とし、原口選手を経由して浅野選手が決めた。

原口選手と堂安選手も切れ良さが印象的で、攻守で躍動し、原口選手は3点目の三苫選手の得点につながるパスも配給。堂安選手は鎌田選手へ絶妙なクロスを入れて、チーム2点目となる鎌田選手のヘディングを演出した。その鎌田選手もパスで田中選手の試合終盤のゴールをお膳立てした。

後半はDF板倉滉選手(シャルケ)をMF遠藤航選手(シュツットガルト)に代えて、最近多かったセンターバックではなく、中盤の底で起用。後半途中の田中選手の投入を契機に、システムも4-3-3から4-2-31に変更して鎌田選手をトップ下に置くなど、さまざまなことを試した。

 森保監督は、「個々の選手が特長を出しながらチームとして誰と組んでも機能する、勝利を目指して戦い抜く姿勢を見せてくれた。改めて、高い志を持ってW杯へ前進したいという気持ちにさせてもらった」と評価した。

 伊藤選手も「前半はかなりゲームを支配できたし、攻撃参加から三笘選手とのコンビネーションでいいチャンスも作れたと思う」と手ごたえを示しながら、「クオリティとその回数はもっと増やさなくてはいけない」と言葉を続けた。

 原口選手も、「いい試合ができたと思う。いつもウニオンでやっているプレーができたと思う」と振り返り、ブラジル戦へ向けても「W杯で期待してもらえるような戦いを見せたい」と話している。

取材・文:木ノ原句望