【香港ヴァーズ】ウインマリリンが大外一気の豪脚V!悲願のG1制覇は異国香港の舞台

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2022.12.12

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Photo by Yu Chun Christoper Wong/Eurasia Sport Images/Getty Images

12月11日(日)に香港のシャティン競馬場で行われた2022香港国際競走の香港ヴァーズ(G1・2400m(芝)3歳以上 1着賞金 約2億2,000万円)で日本馬2頭が意地を見せた。

 戦前からここが引退レースとしていた連覇中の王者、グローリーヴェイズが史上初の3連覇を達成するかが最大の焦点となった香港ヴァーズ。

もともと10頭と今回の4つのGⅠレースの中でも最も出走頭数が少なく、さらにこのレースに強い欧州勢に核になりそうな馬がいないという状況。それだけにグローリーヴェイズの3連覇は限りなく濃厚に思われた。

 ドイツのメンドシーノがゲートから出ないというアクシデントがあったスタートだったが、それ以外は特に出遅れることなく各馬スムーズなスタートを切ると、先頭に立ったのは地元香港のセニョールドーバ。

 1000mの通過タイムが1分2秒台と平均よりもややゆっくりとした流れで進む流れをグローリーヴェイズは昨年よりも前目の中団、そしてそのすぐ後ろにウインマリリンがつけるという位置取りで流れていった。

 勝負の分かれ目となったのは第4コーナー。

 緩い流れに耐えかねなかったのか、残り800mを過ぎた辺りから多くの馬が動いていくのを見ていた日本馬2頭は4コーナーを過ぎたところで満を持して進出を開始。この時、グローリーヴェイズは距離のロスが少ない内側、対するウインマリリンは大外と全く異なるポジショニングを取った。

 そして直線、逃げるセニョールドーバを捕まえたフランスのボタニクを捕まえに行ったのがグローリーヴェイズ。馬群の内側からうまく馬群を捌き、2連覇の相棒ともなった鞍上ジョアン・モレイラの手綱によってグイグイと伸びていく。

 このままいけばグローリーヴェイズの3連覇は確実と誰もがそう思った瞬間、外からウインマリリンが飛んできた。

 グローリーヴェイズとほぼ同じタイミングで追い出しに入った彼女は馬群に揉まれるのを避けるため、手綱を握るダミアン・レーンの判断によって外に回されたが、結果的にこれが大成功。

 勢いに乗ったウインマリリンはグローリーヴェイズ以上のキレる脚を見せて前を行くボタニクを捕まえると、追いすがるグローリーヴェイズを振り切ってゴール。念願のGⅠ制覇を異国香港の舞台で果たしてみせた。

■文/福嶌弘

第29回 香港ヴァーズ (G1)着順
第4レース 日本時間 12月11日(日)15時10分(現地時間 14時10分)発走予定

着順 馬名(性齢)調教師 騎手 人気
1着 ウインマリリン(牝5)手塚貴久(日)D.レーン 2
2着 ボタニク(せん4)A.ファーブル(仏)W.ビュイック 4
3着 グローリーヴェイズ(牡7)尾関知人(日)J.モレイラ 1
4着 パンフィールド(牡6)A.ミラード(香)K.ティータン 9
5着 ストーンエイジ(牡3)A.オブライエン(愛)R.ムーア 3
6着 バブルギフト(牡4)M.デルザングル(仏)C.ルメール 7
7着 セニョールトーバ(せん5)C.ファウンズ(香)C.ホー 8
8着 ブルーム(牡6)A.オブライエン(愛)武豊 6
9着 バターフィールド(せん7)C.シャム(香)S.デソウサ 10
中止 メンドシーノ(牡4)S.シュタインベルク(独)R.ピーヒュレク 5