【ドバイWC】末脚爆発!ウシュバテソーロが5連勝で世界制覇!ダートでは日本初の快挙

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2023.3.26

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ウシュバテソーロ 写真:AP/アフロ

日本馬が8頭もエントリーした1着賞金696万ドルの超高額レース、ドバイワールドC<メイダン競馬場 2,000メートル(ダート)>が25日に行われ、最後方からレースを運んだウシュバテソーロ(牡6歳 美浦・高木登厩舎 父オルフェーヴル)が自慢の末脚を爆発させて2着に2馬身3/4のもの差をつけ優勝。勝ち時計は2分03秒25。

スタート直後から大外枠に入ったパンサラッサと地元ドバイのリモースがハナを争い、その他の日本馬は軒並み後方からのレース。4連勝中だったウシュバテソーロは最後方に位置するほどだった。

1000mの通過タイムが1分を切るという速いペースの中、4コーナーを迎えるところでパンサラッサが失速。

直線では2番手に付けていたベンドゥーグ、アルジールスらが先に抜け出し先頭を争うことになったが、そこに飛んで来たのが道中は最後方で追走していたウシュバテソーロだった。

今回が初コンビとなる鞍上、川田将雅の鞭に応える形でグングンと伸びていったウシュバテソーロは前を行くアルジールスを残り200mの辺りでとらえて先頭に立つと、そのまま突き抜けて差を広げ、結果的に2馬身3/4のもの差をつける快勝。

日本馬としては2011年のヴィクトワールピサ以来(オールウェザー)となる快挙を成し遂げた。ダートとしては日本史上初のドバイワールドカップ制覇。

昨年の4月にダートに転向してから破竹の5連勝で世界の頂点に立ったウシュバテソーロ。

8頭もの日本馬が参戦した中で、日本人の騎手とタッグを組んだのはこの馬とパンサラッサのみだったため、鞍上の川田は「日本人ジョッキーが世界で戦えることを示せて誇りに思う」と日本人騎手として史上初となるドバイワールドC制覇を心から喜んでいる様子だった。


■文/福嶌弘

1着 ウシュバテソーロ 高木 登 調教師のコメント
「スタートから速い流れになるだろうと思っていましたし、どれくらい置いていかれるかなと思っていたのが正直なところです。馬もしっかりハミをくわえながら走っており、これなら良い感じで、良いリズムで走っていると思っていました。1着でゴールした瞬間は最高の気持ちでした」

1着 ウシュバテソーロ 川田 将雅 騎手のコメント
「ゲートはスムーズに出てくれましたが、日本馬たちはそんなに速くはないので、前半は日本馬たちが後ろにいる流れの中、この馬自身のリズムを崩さないように組み立てていきました。初めて海外にチャレンジするということで、輸送も含め馬場もどれほどこなせるかというところではありましたが、調教に乗った感じも素晴らしかったですし、走ることに関しては問題ありませんでした。

あとはレースの中でどれだけ頑張る気持ちをもってくれるのかというところだったので、そこにフォーカスしながら乗っていました。日本馬がここに8頭チャレンジする中で、日本人騎手として騎乗しているのが吉田豊さんと僕だけでしたし、この馬に関しては、今回初めて乗せていただくという依頼をいただけたというところも、日本のリーディングジョッキーとして、とても重たい仕事だと思いましたので、必ず結果を得たいという思いでチャレンジさせてもらいました。

ウシュバテソーロが頑張ってくれたおかげで、こういう素晴らしい世界一のレースを勝つことができて、日本の騎手も世界レベルであるということも、改めて馬とともに示すことができたと誇りに思っています。」

4着 テーオーケインズ 高柳 大輔 調教師のコメント
「良いスタートを切ってくれて、そこはまず安心したのですが、他の馬も砂をかぶりたくなくて前に行きたいという状況で少し置いていかれました。揉まれ弱い部分はあるのですが、最後は頭数もばらけて、良い脚を使ってくれたのですが、良い結果にはならなかったです」

4着 テーオーケインズ O.マーフィー 騎手のコメント
「良いスタートを切れたので、逃げ馬の直後につけられました。ペースは速かったですが、最後まで一生懸命に走ってくれたと思います」

5着 クラウンプライド 新谷 功一 調教師のコメント
「ジョッキーの話では、スタートは普通でしたが、外枠の分、1コーナーに入った時に後ろの位置になってしまったとのことでした。また、道中、馬の後ろでキックバックがあって下がった訳ではなく、その位置でリラックスして走っていた結果で、そのリラックスを生んでくれたことで、最後の直線の脚に繋がったということでした。

ある意味、これはクラウンプライドの新しい形が生まれた一戦ではありました。本来からすると、位置取りは後ろ過ぎましたが、もう一列か二列前だったら、チャンスは生まれていたと思います」

5着 クラウンプライド D.レーン 騎手のコメント
「良い走りでした。頑張ってくれたと思います」

10着 パンサラッサ 矢作 芳人 調教師のコメント
「考えられたことではあるけれども、厳しい流れとなりました。それも競馬ですから仕方がない。逃げ馬の宿命でもあります。それでも、吉田豊騎手は行こうとしてくれていたけど、向正面で相手が引かなかったので、完全にパンサラッサを潰しにきているなと思いましたが、サウジカップを勝っているから仕方がないことです。力をつけてまた頑張ります」

10着 パンサラッサ 吉田 豊 騎手のコメント
「厳しい競馬でした。向正面からハナに立てれば良かったのですが、内の馬も引かなかったですね。パンサラッサには厳しい競馬になってしまいました。全然息も入らなかったです。サウジカップも勝っていますし、スムーズな競馬はさせてもらえませんでした。逃げ馬は難しいですね」

11着 ジオグリフ 木村 哲也 調教師のコメント
「応援していただいた皆様に申し訳ない気持ちです。ゲートで待つ時間が長かったですし、かなりキックバックが強く、馬場が合わないのかなという走りでした。集中力が切れた状態になってしまったと思います。日本に戻って体勢を立て直し、元気な姿で日本のファンの皆様の前に立てるよう明日からリスタートします」

12着 カフェファラオ J.モレイラ 騎手のコメント
「今日は力を発揮できませんでした」

13着 ヴェラアズール 渡辺 薫彦 調教師のコメント
「少しダートは難しいかもしれないとジョッキーは言っていました。普段とはペースも違い、追走に苦労していたので、もう少しゆったり運べた方が良いかもしれません」

13着 ヴェラアズール C.デムーロ 騎手のコメント
「スタートが速くなかったので中団からになりました。直線まで無理なくいけましたが、その後の脚が目立ちませんでした。ダートが合わないのかもしれません」

15着 ジュンライトボルト 友道 康夫 調教師のコメント
「ポジション的に馬込みに入ってしまい、キックバックがかかって、砂が喉に入ったようで、息がしづらかったようです。やっぱり良いポジションを取りたかったですね」

15着 ジュンライトボルト R.ムーア 騎手のコメント
「前に進んでいかず、レースに参加できませんでした」