フィギュアスケートの『りくりゅう』ペアが年間グランドスラム達成報告会見。水谷隼がプレゼンター&トークMC

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2023.4.25

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 フィギュアスケート・ペア種目の"りくりゅう"こと、三浦璃来・木原龍一が4月25日、所属先の木下グループ本社(東京都新宿区)で日本勢ペア初となる「年間グランドスラム」達成報告会に臨んだ。

 フィギュアスケートの年間グランドスラムは国際スケート連盟(ISU)の主要国際大会3冠のことで、三浦・木原ペアは2022年12月のグランプリファイナル、2023年2月の四大陸選手権に続き、3月の世界フィギュアスケート選手権も優勝し歴史に名を刻む快挙を成し遂げた。

 この晴れやかな席に駆けつけたのは2人と同じ木下グループ所属のスポーツアンバサダー・水谷隼さん。プロ卓球選手を引退後は同社のスポーツアンバサダーとして、卓球に限らず幅広い競技の普及に努めている。この日はプレゼンターとして登壇し、花束の贈呈とトークセッションのMCを担当した。

また2人には同グループの木下直哉CEOから、それぞれ報奨金1,400万円が贈られた。

年間グランドスラム達成から約1カ月。会見の冒頭で三浦が「今シーズンは怪我(左肩の脱臼)からのスタートでしたが、皆さまの温かい声援をいただき最後まで滑り切ることができました」と述べると、木原も「三浦さんの肩の怪我があったので非常に難しいシーズンでしたけれども、皆さまにサポートしていただき年間グランドスラムを達成することができました」と感謝を伝えた。

そして、来シーズンの目標については「今シーズン、揃えられなかったショートとフリーを揃えられるよう頑張りたい」と語った。

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 トークセッションでは水谷があらかじめ用意した質問をぶつけた。「卓球はやるか?」の質問に三浦が「卓球台があるところが少ない」と答えると、「卓球がしたくなったら川崎に木下グループの練習場があるのでいつでも遊びに来て下さい」と水谷がアピール。

 また、世界の頂点に立ったことで追われる立場になる2人に「メンタルとモチベーションを保つ秘訣は?」との問いには、三浦が「過去の自分たちに勝つ」、木原が「楽しむこと」と回答した。

 さらに、東京2020オリンピックで12歳下の伊藤美誠(スターツ)とペアを組み、混合ダブルス金メダルに輝いた水谷が「意見が合わない時の解決方法は?」と質問。

これには木原の9歳下にあたる三浦が「2人とも譲らないので(ブルーノ・マルコット)コーチの存在が大きい」と答えると、木原がすかさず「ちゃんと譲りますよ」と言い、「嘘つけ!(笑)」と三浦が切り返す微笑ましい一幕もあった。

ちなみに水谷はというと、「基本的に伊藤選手の意見に従う側だった」と2人のパワーバランスを暴露。同時に「隣に伊藤選手がいてくれたからこそ、劣勢の苦しい状況でもベストなパフォーマンスができた。シングルスよりもダブルスの方が精神的に安定して臨める」とパートナーの存在の大きさに言及した。

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そんな水谷に三浦と木原からも質問が。プレッシャーとの戦い方、競技中に失敗した時の気持ちの切り替え方についてたずねられた水谷は、自身の長い競技人生を踏まえこう答えた。

「スポーツには勝者(優勝者)が一人しかいない。僕たちはその一人になるために一生懸命に頑張る。そうなった時に守る側より攻める側の方が絶対に強いのでリスクを負って攻めることが大事」

「17歳の時に初めて日本一になって、国内で自分より強い選手がいない中で自分に打ち勝つこと、昨日の自分より強くなることを常に意識した。周りに流されず自分のやるべきことをしっかりやって、満足するまで練習をやり続けることが必要」

「ミスも一つの経験として必ずその先の競技人生に生きてくる。失敗は次に成功するためだと前向きに受け入れる」

 トークセッションの後は報道陣から報奨金の使い道と自身へのご褒美についてたずねられた木原が、「スケートに関係する物に使って来シーズンの飛躍に繋げたい。ご褒美はそうですね、僕はガリガリ君が好き。なかなかシーズン中は食べられないので買いたい」と答え会場の笑いを誘った。

報奨金といえば、水谷も東京2020オリンピックで混合ダブルス金メダルと男子団体銅メダルを獲得し、木下グループから2,000万円を受け取っている。なお張本智和(智和企画)にも男子団体銅メダル獲得で500万円が贈られた。

終始、和やかな雰囲気で進んだ報告会の最後は水谷から、「お二人は2022年北京オリンピックで7位。オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない。自分も4回目のオリンピック出場で金メダルを獲得できた。2026年イタリア(ミラノ・コルティナダンペッツォ)のオリンピックに期待している。ぜひ金メダルを獲得してほしい」と花向けの言葉が贈られた。


(文・写真=高樹ミナ)

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