大谷翔平 6勝目ならずも、自身を援護する17号同点2ランホームラン!3安打猛打賞の大活躍

大谷翔平 写真:AP_アフロ
<2023年6月9日(日本時間10日)ロサンゼルス・エンゼルス 対シアトル・マリナーズ @エンゼルスタジアム>
エンゼルスの大谷翔平(28)は、本拠地で行われたマリナーズとの3連戦初戦に「2番・投手」で先発出場した。初回に2ランホームラン浴びるも、その後は粘投して5回、3安打、3失点、6奪三振、勝敗は付かず6勝目とはならなかった。
一方打席では、3回に自身を援護する17号同点2ランホームランを放つなど、4打数3安打2打点の活躍を見せた。
試合はエンゼルスが5対4で勝利し、5連勝としている。
■『投手大谷』5回97球で降板し勝ち星は付かず
前節でカブスをスイープして勢いに乗るエンゼルスは、この日から同地区4位のマリナーズとの3連戦。その初戦、今季初となる中6日でのマウンドに上がった大谷。
1回表の立ち上がり、制球が定まらない大谷は、先頭クロフォードをいきなり歩かせる。それでも2番ロドリゲスを、曲がりの大きいスイーパーでこの日1個目の空振り三振に抑えると、3番フランスもライトフライに打ち取り2アウト。
落ち着いたように見えたが、23歳の4番ケレニックに対して、スイーパーを真ん中に放ってしまう。しっかりと捉えられた打球がライトフェンスを越えて行き、まさかのスタンドイン。先制2ランを浴びて、大谷は初回にいきなり2点を失う。
思うようにコマンドできない大谷は、そこから8連続ボールで続く2打者を連続四球。ワイズ投手コーチがすかさずマウンドへ助言に上がると、その後はなんとか初回を切り抜ける。
5回表のピッチング。この日3度目となる、先頭打者へのフォアボールでランナーを背負うと、2番ロドリゲスに対して直球を肘に当ててしまいデッドボール。メジャー最多となる今季9個目の死球で一二塁とされる。続くフランスに、内角のカットボールを詰まりながらもセンター前へ運ばれ1失点。3対3と、再びマリナーズに追いつかれてしまう。
なんとか最小失点で切り抜けた大谷は、雄叫びをあげた。5回97球で降板した大谷は、3安打、3失点、6奪三振で勝ち星は付かず。先発投手としての役割は果たしたが、6四死球と制球難も目立つ結果となった。
■『打者大谷』打った瞬間確信の3試合ぶり17号2ラン
一方、マリナーズの先発は通算52勝右腕のカスティーヨ。初回裏の大谷の第1打席は追い込まれてからの6球目、外角低めのスライダーを片手で当てただけの打球だったが、逆方向へうまく転がり、サードへの内野安打として6連続試合ヒットをマークする。しかし、後続が倒れ一塁残塁。
3回裏に迎えた大谷の第2打席。カスティーヨがピッチタイマー違反で1ボールとした後の2球目、チェンジアップが真ん中に甘く入ったところを逃さず強振した大谷。本人も打った瞬間行ったと確信した打球がセンタースタンドの芝生へ飛び込み、同点2ランホームランとなった。
打球速度112.9マイル(181.7キロ)、飛距離440フィート(134メートル)、打角30度。3試合ぶりの17号。自身の一発で試合を振り出しに戻す。
5回の第3打席、初球外角のシンカーを綺麗に逆方向へ打ち返した大谷、レフト前へのクリーンヒットとする。するとここで一塁走者のネトが三塁を狙い、大谷も得意の快足を飛ばして二塁へ到達。今季12個目の二塁打として、この日3安打の猛打賞。
単打、本塁打、二塁打で、大谷は今季4度目のサイクル・リーチとなる。(4月27日、5月15日、6月3日)しかしこの回、エンゼルスは勝ち越し点を奪えず。
その後6回裏にモニアックの2ランで勝ち越しに成功したエンゼルス。三塁打を打てばサイクルヒットとなる大谷は、7回裏1アウト二塁の場面で第4打席。しかしマリナーズ二番手ブラッシュの直球をファーストゴロ。メジャー史上初となる、先発投手によるサイクル安打達成はならなかった。
打席では4打数、3安打、2打点で、打率は.282に上昇。17本塁打は、1位ジャッジに2本差とするア・リーグ2位タイとなった。
試合は大谷のあとを引き継いだブルペン陣が粘り、エンゼルスが5対4でマリナーズに勝利。5連勝で、同地区2位のアストロズに1.5ゲーム差まで迫っている。