【香港スプリント】ラッキースワイネスがV!5着までを地元香港勢が独占 ジャスパークローネが8着、マッドクールは伸びきれずに9着

ラッキースワイネス Photo by Yu Chun Christopher Wong/Eurasia Sport Images/Getty Images
日本の競馬ファンにとって、すっかりおなじみとなった香港国際競走。
毎年のように日本馬がシャティン競馬場で勝利を収める姿を見てきたが......今年は2018年以来となる勝ち星ゼロ。世界に名だたるスターホースたちの前に歯が立たなかった。
地元・香港勢の布陣が強力と称されていた香港スプリントにはマッドクールとジャスパークローネの2頭がエントリー。
ともにスプリンターズSで激走するなど、スピード面ではワールドクラスの実力を持っていただけに、最強とも称される香港のスプリンターたちにどんなレースをするかが見どころとなった。
ゲートが開いた瞬間、飛び出していったのは香港の新鋭、ビクターザウィナー。
いつものようにハナを切るかと思われたが、これに正面から競りかかけていったのがジャスパークローネと川田将雅。
手綱を押して押して外から先頭を奪ってペースを握ると、ビクターザウィナーとイギリスのハイフィールドプリンセスが番手に控え、その後ろには香港短距離界のエース・ラッキースワイネスが付け、マッドクールはラッキースワイネスをマークするようにすぐ後ろに付けていた。
前半の3ハロンを33秒台後半のペースで逃げたジャスパークローネは最後の直線に入っても先頭をキープして粘りこみを図ったが、そこに襲い掛かってきたのはやはり香港勢。
先ほどハナを譲ったビクターザウィナーがあっさりと交わして先頭に立つと、今度は外に進路を持ち出したラッキースワイネスが猛追した。
逃げ粘るビクターザウィナーと追うラッキースワイネスという1ヶ月前に香港で行われたジョッキーCスプリントの再現のようにラッキースワイネスがビクターザウィナーを残り150mを過ぎたところで交わして先頭に。
「俺が短距離王だ!」といわんばかりの強烈な個性を放つ走りには誰も追いつくことができずそのままゴール。昨年6着に終わった舞台でリベンジを果たし、香港最強スプリンターの座を誇示してみせた。
2着にはシンガリ人気のラッキーウィズユー、3着には昨年の勝ち馬ウェリントンがそれぞれ入るなど、5着までを地元香港勢が独占。
王者の圧倒的な走りに太刀打ちできなかった日本馬はジャスパークローネが8着、マッドクールは伸びきれずに9着に終わった。
■文/福嶌弘