【サッカー日本代表】グループ2位に後退 菅原「相手は120%の力でやってきて、すべてをかけて日本に勝ちたいというのが伝わって来る」

サッカー

2024.1.22

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菅原由勢 写真:MB Media/アフロ

カタールで行われているサッカーのアジアカップで日本代表が1月19日、D組第2戦でイラク代表と対戦して1-2で敗れて、1勝1敗となりグループ2位に後退した。

3大会ぶり5度目の優勝を目指している日本だが、本領発揮には程遠い戦いぶりで、決勝トーナメント進出をかけた第3戦を前にチームの立て直しが求められている。

ベトナムにもイラクにもそれぞれ2失点。チームが基本としてきた「いい守備からいい攻撃」も見られていない。

イラクは日本の連携を絶つように長いボールを使って選手間の距離を遠ざけ、日本の右サイドに圧をかけて攻め手を封じた。

サポートが遅れ、選手が孤立して連動した動きが減る。日本が十二分に研究されていることは明らかだ。

菅原選手は、相手のサイドハーフとサイドバックの2枚を見ることになり、スピードを持って突破を仕掛けてきた相手を捕まえることができず、得点につながれた。

菅原選手は、「自分の実力不足。しっかり見返して2度と起こらないようにしたい。相手は120%の力でやってきて、すべてをかけて日本に勝ちたいというのが伝わって来る。そういう相手にどういうサッカーをして、どう振舞うのか。しっかり向き合っていかないといけない」と話した。

相手の対策もあるが、今大会の日本はチーム全体で動きが鈍く、1対1で競り負け、ボールを失う場面も多い。

谷口彰悟選手は、「一人ひとりの細かいところのバトルが、大きな結果の差を生んでしまっている」と言及。

冨安選手もイラク戦後に「相手がアグレッシブにやってくることは分かっていた。その中で1つデュエルに勝つだけで局面を変えられることもある」と述べて、初戦から課題が十分に修正されていないことを示唆した。

南野選手はイラク戦後、「雰囲気やアジアの相手に対して試合を読んでいかないといけないし、そういう意識をもっと共有しないといけない」と指摘。

堂安選手も「(流れが)悪いなというときに失点しすぎ。0-1で終わることを共通認識できていれば試合は変わった」として、チームとして「臨機応変に対応する認識ができていなかった」と振り返った。

堂安選手はさらに、「難しい戦術より、もっとベースを振り返るべき」と相手との1対1の勝負に勝つことで状況を変えられると話した。

24日のインドネシア戦で、日本は引き分け以上で突破が決まる。敗れた場合は3位となり、他グループの結果待ちとなる。

南野選手は「サッカーに負けはあり得る。これをどう受け止めて次につなげるかは自分たち次第」と前を向く。

カタール開催の今大会、中東勢にとってはサポーターが多く駆け付け、地の利を生かした戦いができる。

加えて、東南アジア勢も2026年ワールドカップ(W杯)から増枠となった出場権獲得へ目の色を変えている。

波乱が起きる要素は十分にある。日本と決勝トーナメント1回戦で対戦する可能性が高いE組の韓国も、20日のヨルダン戦で、後半アディショナルタイムの同点弾で辛くも2-2で引き分けたが、あわや黒星という厳しい戦いを強いられた。

アジアの現状をしっかりと受け止めなければ、足をすくわれる。

21日の練習前に行ったチームのミーティングでは選手からも課題や修正への意見が多く出たという。

堂安選手は言う。「うまいチームから強いチームに変わるために、いい試練がきている」

取材・文:木ノ原句望