【ジャパンC】過去43回で勝利した外国馬は14頭中8頭が欧州馬 ヨーロッパのホースマンにとってのJCとは...

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2024.11.22

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「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」レビューVol.1

11月16日(土)、テレビ東京で「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」が放送された。

世界各国のトップホースが集結して頂点を競う日本最高峰のGⅠレースだが、イクイノックスが制した2023年はロンジンワールドベストレースを受賞。

名実ともに世界一の称号を手にしたことで、世界のホースマンたちの注目度がより一層アップした。

その中でも今回はこれまでの43回を振り返りつつ、競馬大国アイルランドのホースマンたちへインタビュー。彼らにとって「ジャパンC」はどう映っているのかを追った。

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競馬大国・アイルランドでトップホースマンが語る

日本馬にとっての大きな壁となった外国馬たち。その中でも強かったのがヨーロッパの馬たち。これまでにジャパンCで勝利した外国馬は14頭いるが、うち8頭はヨーロッパの馬たちによるもの。

では、ヨーロッパのホースマンにとっての「ジャパンC」とはどんな位置づけなのだろうか?

取材班が向かったのは、ヨーロッパの中でも屈指の競馬大国として知られるアイルランド。

ガリレオやドバウィなど数多くの名馬を輩出しただけでなく、日本の競馬にも深く関係しているアイルランドの競馬発祥の地、カラ競馬場へやってきた。

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取材日にはアイルランド競馬の代表的なセリ市のゴフスが開催されており、そこに集まってきた世界的なホースマンの中にアイルランドが産んだ天才騎手・マイケル・キネーンがいた。

キネーンと言えば、現役時代には1997年のジャパンCではピルサドスキーの鞍上を務め、見事に勝利へと導いている。

そんな彼に27年前のジャパンCの思い出を聞いてみた。

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「素晴らしい日だった。勝つのは難しいけれど、いいレースだった。ピルサドスキーでエアグルーヴに勝ったのは僕のキャリアのハイライトのひとつだよ。ピルサドスキーは意欲的でタフな馬だったよ。一番の勝利は間違いなくジャパンC。熱狂的なファンの前で素晴らしい体験だった」

かつての相棒をそう評したキネーンは最後に今の日本競馬についてこんな感想を抱いでいた。

「ジャパンCは素晴らしいレース。だが、勝つためには適性のある馬を用意しなければならない。日本に言って勝つのは難しい。中長距離レースであれば日本が世界で一番レベルが高いからね」

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続いて話を聞かせてくれたのはジョセフ・オブライエン調教師。

アイルランドの名調教師であるエイダン・オブライエンの息子で父と同じく若くしてトップトレーナーの仲間入りを果たし、2024年には管理馬のアルリファーに武豊を乗せて凱旋門賞へ参戦したことも話題となった。

そんな彼にとってもジャパンCは「世界で最も偉大なレースのひとつ」だと言う。

「毎年見ているし、いつかは出走させたい。参戦するにはトップホースが必要だけれど、いつの日か必ず走らせたい」

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サッカー界のスーパースター、元イングランド代表のマイケル・オーウェンもこの日、ゴフスにやってきていた。

現役当時から競馬ビジネスを立ち上げるなど、競馬に高い関心を持っていたオーウェンは2014年にも所有馬がGIホースになるなど、競馬界でも成功を収めているが......彼も日本競馬に高い関心を寄せている。

「イクイノックスがドバイシーマクラシックを制したのを現地で見ていたよ。日本の競馬レベルはとても高いし、いつかジャパンCへ参戦できるような馬を手に入れたいね」

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ゴフスでの取材中、最後に現れたのはエイダン・オブライエン調教師だった。

ジョセフの父であり、管理馬で世界各国のGⅠを勝利し続けその数はなんと400以上。そんな世紀の名伯楽でもジャパンCは6頭を送り込んで未勝利と未だ勝利に届いていない。

しかし、今年はディープインパクト産駒のイギリスダービー馬、オーギュストロダンでの参戦を予定している。

この一戦がラストランになるとも言われているが、なぜ最後のレースにジャパンCを選んだのか?

「ジャパンCはオーギュストロダンにとって合うレースだとずっと話していた。ディープインパクト産駒で硬い馬場には合う。完璧な組み合わせになるんだ。昨年からジャパンCのために調教してきたよ」

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オーギュストロダンの父、ディープインパクトと言えば自身も2006年にジャパンCを制し、種牡馬としても歴代最多となる4勝を挙げるほど。

そんなディープインパクトの最終世代の産駒として挑むオーギュストロダンにオブライエンは高い期待を寄せている。

「勝つのはとても難しいけれど、オーギュストロダンが最後に勝てれば特別なことになるよ」

世界的名伯楽が掴めていないビッグタイトルであるジャパンC。ディープインパクトのラストクロップであるオーギュストロダンが勝利して、最高のラストランを見せてくれるかもしれない。


■文/福嶌 弘


【世界が認めたジャパンカップ ~No.1への道~】

今年44回目を迎えるGIジャパンカップ。トップクラスのサラブレッドたちが頂を目指してしのぎを削る日本最高峰のレース。そのジャパンカップが「ロンジンワールドベストレース」に選出され、世界一の称号を手にした。

これまでフランスの凱旋門賞やアメリカのBCクラシックなど世界の名だたるレースが選ばれているが、そこに初めて日本の「ジャパンカップ」が並んだ。この快挙をホースマンたちはどのように捉えているのか?

創設から43年。外国馬に席巻された時代から日本競馬の巻き返し、そして世界ナンバーワンとなるまで...。その躍進の理由を世界で探った。

【見逃し配信①】世界が認めたジャパンカップ 〜アイルランド編

【見逃し配信②】世界が認めたジャパンカップ 〜アイルランド・フランス編

【見逃し配信③】世界が認めたジャパンカップ 〜アメリカ編