鹿島が王者・神戸に1-0で勝利!FWレオ・セアラのゴールで首位キープ

鹿島アントラーズ レオ・セアラ 写真:西村尚己/アフロスポーツ
J1リーグ首位の鹿島アントラーズとリーグ3連覇を狙うヴィッセル神戸の対戦は、鹿島に軍配が上がった。
鹿島は3月29日にホームで行われたJ1リーグ第7節のヴィッセル神戸戦にFWレオ・セアラの今季6得点目となるゴールで1-0と勝利。勝ち点を16に伸ばしてリーグ首位をキープした。
両チームとも序盤から激しい競り合いで主導権争いを繰り広げていたが、前半半ばから鹿島の左サイドでの仕掛けが機能。
徐々に相手ゴールに迫る機会が増えていたなかで、勝敗を分けたのは一瞬の判断だった。
前半33分、DF安西幸輝からボールを受けたGK早川友基が「相手DFラインが高かったので落とすボールを狙った」という長いボールを配給。
すると、神戸GK前川黛也がペナルティボックスの外へ出てクリアを試みるが、そこにセアラが左から斜めに走り込んで左肩でトラップ。
前に落とすと、カバーに入ってきた神戸FW武藤嘉紀と競り合いながら、右足を伸ばして無人のゴールに押し込み、先制に成功した。
「一瞬の出来事だったと思う」とセアラ。「早川選手までボールが戻った時に(鈴木)優磨がオフサイドポジションにいたことで一瞬隙が生まれた。そこで空いたスペースに自分が入り込むことができた。相手が一瞬ためらったところがあったのが決め手になったと思う」と振り返った。
この1点で主導権を握った鹿島は、前半40分にも左サイドを攻め上がった安西が鈴木からのパスをゴール前に折り返し、セアラが再び相手ゴールを脅かす場面を作った。
鹿島は後半も相手に流れを渡さず、60分過ぎにはMF小池龍太のパスを受けたDF濃野公人がペナルティエリアに持ち込んで近い距離から狙う決定機を作ったが、GK前川の好セーブに阻まれた。
神戸は、今季開幕からACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)と並行して戦いながらケガ人が多く、ここまで本来の良さを発揮できずに1勝3分け1敗で17位に低迷。
代表戦の中断明け初戦となった鹿島戦で巻き返しを期していたが、鹿島の守備に、思うような攻撃を展開できずにいた。
それでも、後半半ばから選手交代を活かして反撃を試み、FW宮代大聖とMF汰木康也、新加入のMFグスタボ・クリスマンとDFカエターノ、DF酒井高徳を次々と投入。
78分には右サイドのスローインの流れからFW大迫勇也がペナルティエリアでボールを受けて左足を振る決定機を作ったが、枠を捉えることはできなかった。
鹿島は最後まで守備の強度を落とすことなく、前半の1点をしっかり守って勝利。5勝1分け1敗で首位をキープして、ホーム連続不敗試合記録を27に更新した。
鬼木達監督は、「選手たちが最初から最後まで強気で、攻守に集中力を切らさずにやってくれた」と話し、リーグ2連覇中の神戸を相手に選手が見せた姿勢を評価した。
一方、神戸は2敗目を喫して18位に後退となった。
神戸の吉田孝行監督は失点場面について「(GKの)判断ミス。こういう試合は1つのミスが失点につながり、勝敗を分ける」と嘆いたが、交代出場でケガ明けの選手を多く起用できたことを前向きに受け止め、「連戦なのであまりネガティブにならず、切り換えてやっていきたい」と話した。
次節は4月2日、鹿島はアウェイで広島と、神戸もアウェイで横浜FCと対戦する。
取材・文:木ノ原句望
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