森保監督「最後に結果が伴わず、非常に残念」メンバーを入れ替えて底上げを狙うもW杯予選初黒星

サッカー

2025.6.8

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森保一監督 写真:JFA/アフロ

サッカー日本代表は6月5日、オーストラリア西海岸のパースで行われた2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節でオーストラリア代表と対戦。

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試合終了間際のゴールで0-1で敗れ、すでに突破を決めている最終予選で初黒星を喫した。

最終予選通算成績は6勝2分け1敗で、オーストラリア戦の無敗記録も10で止まった。

オーストラリアにとっては2009年6月以来11戦ぶりの日本からの白星で、最終節10日のアウェイでの3位サウジアラビア代表との対戦を前に、6大会連続でのW杯出場に大きく近づく一勝となった。

「我々はこのグループでよい位置につけている。日本とは(錯塩10月の)前回も良い戦いをしたが、今回はそれ以上の良い戦いをする自信がある」

ホームで迎える日本戦を前にオーストラリア代表のトニー・ポポヴィッチ監督はそう話していたが、試合はまさにそういう展開になった。

5-4-1でブロックを作って守備を固め、チャンスに得点を狙う。それを徹底し、試合終了直前に得た唯一のチャンスを確実にモノにした。

戦法として華やかさはないが、オーストラリアの日本戦10戦未勝利の記録やFIFAランク(オーストラリア26位、日本15位)を考えると、無条件での出場権獲得となるC組2位確定に必要な勝ち点を積み上げるには現実的な手法だろう。

昨年10月の日本での対戦を1-1で引き分けた時よりも、さらに徹底していた。

すでに本大会出場を決めている日本は、これまでの予選から大きくメンバーを入れ替え、主力組はMF鎌田大地(クリスタル・パレス)やDF町田浩樹(サンジロワーズ)のみ。

代表戦デビューのMF平河悠(ブリストル)、FW俵積田晃太(F東京)、DF関根大輝(スタッドランス)の3人を含めて最終予選初先発が9人という経験の"若い"布陣で臨んだが、オーストラリアの強固な守備に手を焼いた。

ほとんどの時間でボールを保持しながら効果的な攻めの形を作れず、得点チャンスの機会も限られた。

今回の遠征メンバーは初招集や復帰組がチームの半数という顔ぶれで、オーストラリア戦に向けたチームの練習は3日間。

試合の立ち上がりからチーム全体に守備意識の共有は見られたが、相手の守備を崩すだけの連係を見るには至らなかった。

それでも試合序盤には俵積田が左サイドで積極的に仕掛け、鎌田が相手をかわしてゴールを狙い、前半半ばには町田の縦パスを受けたMF鈴木唯人(ブレンビー)がドリブルで持ち上がってシュート。

その後も右サイドで攻守に奮闘した平河がミドルレンジから狙い、後半も61分にはMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)のスルーパスにFW大橋祐紀(ブラックバーン)が抜け出して右足を振ったが、いずれも枠を捉えることができなかった。

日本は60分過ぎからMF久保建英(レアル・ソシエダ)とMF中村敬斗(スタッド・ランス)、さらにFW町野修斗(キール)らを次々に投入。

連動した動きが増えて、久保が鈴木とのパス交換からペナルティエリアに抜け出してゴール前の大橋にパスを送る場面や、80分には町野のペナルティエリア左からの折り返しに久保が右足で狙う場面も作ったが、ゴールは遠かった。

失点は90分。守備でうまく対応していた日本だったが、試合終了を目前にして隙をつかれた。

日本の自陣で最終ラインからボランチへのボールをオーストラリアが奪って右サイドで攻めてスローインを獲得。

それを起点に右サイドでパスをつなぎ、DFジェイソン・ゲリアからのパスを受けたMFライリー・マクグリーがペナルティエリア手前で反転してDF瀬古歩夢(グラスホッパー)をかわし、ペナルティエリア右に侵入。

中央に折り返したボールはゴール前に大きく空いたスペースに流れ、これにMFアジズ・ベヒッチが反応。体をひねって右足を振ると、シュートはゴール右へ吸い込まれた。

もったいない敗戦

鎌田は、「チャンスを作るのは難しかったが、やるべきことはしっかりできていた。その中で最後に失点して、すごくもったいなかった」と振り返り、「最後のクオリティはもっとよくできる」と指摘した。

約1年ぶりの代表戦となった鈴木は、「引かれた相手に、もっとチャンスメークをできたらよかった。まだまだプレーで示さないといけないし、もっともっとできた」と反省の弁が続いた。

日本代表の森保一監督は、本大会へ向けたチームの底上げを狙って、経験値の少ない選手を多く起用する思い切った編成で臨んだが、「非常に悔しい。選手たちは最高の準備をしてくれたが、最後に結果が伴わず、非常に残念」と話した。

日本は次戦、10日に大阪での最終戦でインドネシア代表と対戦する。

森保監督は、「誰が出ても日本代表は勝利するために戦う。次の試合、ホームで勝って締めくくれるように最善最高の準備をしたい」と語った。


文:木ノ原句望

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