女子アイスホッケー スマイルジャパン悲願のメダル獲得へ 鍵を握るは攻守の要・志賀姉妹【ミラノ・コルティナ五輪】

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2026.2.4

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志賀葵(左)、志賀紅音(右) (c)テレ東スポーツ

まもなくミラノ・コルティナ五輪が開幕する。2日に行われた日本選手団の会見では「過去最多18個のメダルを獲得した前回の北京大会を超えることを目指す」と力強い宣言があった。

フィギュア、スピードのスケート組、スキー、スノボ勢が注目を集める中、女子アイスホッケーも虎視眈々とメダル獲得を伺っている。

アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は、今回が4大会連続5度目のオリンピック出場。前回の北京大会では、1次リーグを首位で勝ち抜け初の準々決勝に駒を進めたが、フィンランドに1-7で大敗し、4強入りを逃した。

今大会、その雪辱を誓うのが志賀葵(26)、紅音(24)の姉妹。2人は現在、欧州最高峰と言われるスウェーデン・リーグでプレーする、プロアイスホッケー選手だ。

ディフェンスの姉はモド所属、フォワードの妹はルレオ所属とチームは違うが、お互い切磋琢磨して腕を磨いている。ミラノではともに攻守の要となる存在だ。

北海道帯広市で生まれた年子の姉妹は稲田小低学年の時、一緒にアイスホッケーを始めた。南町中入学と同時に地元の「帯広レディ-ス」に入団すると、共に頭角を現し、代表合宿に飛び級で招集されるようになった。

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志賀葵 (c)テレ東スポーツ

明暗を分けたのは18年の平昌五輪。姉妹で代表候補となったが、代表に選出されたのは姉の葵だけだった。

「差がついた、というか、目で見て分かる結果が出たのはそれが最初だった」と妹・紅音。その時は紅音もディフェンスとしてプレーしていた。

「最後は姉か私か、みたいな感じでした。だから姉が選ばれて納得の方が大きかったかなって思います」とは言うものの、この落選が紅音を奮い立たせた。

その後フォワードに転向して、紅音は躍進した。「もともと攻めるのが好きだったのもありますし、やっぱり自分で得点を入れたい気持ちが大きかった」。

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志賀紅音 (c)テレ東スポーツ

点取り屋として成長を遂げた紅音は、22年北京五輪のメンバーに選ばれ、遂に志賀家の悲願である「姉妹同時五輪出場」を実現した。

「いざ"選ばれた"って言われた時は、すごく嬉しかった」と言うのは姉・葵。「姉妹でオリンピックに行く、という目標が一つ叶ったので、ここは嬉しかったのを覚えています」と妹・紅音。

その北京五輪では、紅音が2ゴール1アシストの活躍でチームの勝利に貢献し、初の準々決勝に進出したが、フィンランドに完敗した。

「やっぱり世界との差はすごくあるな、って痛感しました」と葵が言うように、力の差は歴然だった。

そして、さらなるレベルアップを目指し2人は海外でのプレーを選択する。体の大きさ・強さ、手足の長さなどのハンデを乗り越えるためには、その高いレベルに身を置き慣れることが一番の早道だからだ。

スウェーデン・リーグでもまれ、「ボディコンタクトは試合を重ねるにつれて対応できている」(葵)、「外国選手との体の強さやスピードの差は、縮まってきている感覚がある」(紅音)と、2人はそんなコメントを出せるまでに成長している。

テレビ東京のカメラは、年末から年始にかけてスウェーデンでの密着取材を許された。年越しの花火を楽しんだ後、元日から体力強化に勤しむ2人の姿が映されている。

出るだけで満足していた4年前の北京とは明らかに違う。メダルを強烈に意識している。

「年々やっぱりオリンピックに対する気持ちは強くなっている。選手同士でもメダル獲得というのは常に言ってきたので」(葵)。

「4年前は本当に出るだけで嬉しかったんですけど、今回は出るのが当たり前で結果を残さないといけない」(紅音)。

「スマイルジャパン」悲願のメダル獲得は、志賀姉妹が握っている。

ところで、アイスホッケーはフェイスガードをしていることもあり、なかなか中継映像では顔が見えない。

またパックが小さく展開も早いためルーズなサイズの映像が多く、選手に寄った映像も多くない。氷上にいると思ってもインプレ―中の交代が可能なため、気づいたらベンチにいるなんてことも、よくある話。

志賀葵「3」、志賀紅音「11」の背番号に注目。

上位での予選リーグ突破の鍵は、9日の地元イタリア戦だ。

テレ東リアライブ編集部