アルゼンチン代表 W杯連覇へ白星発進!神の子メッシがハットトリックで歴代最多に並ぶ【サッカーW杯】

リオネル・メッシ(c)SANKEI
サッカーの世界王者アルゼンチンがワールドカップ(W杯)連覇へ向けて好スタートを切った。
6月16日(日本時間17日)、W杯北中米大会グループステージJ組初戦でアルジェリアにFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)のハットトリックで3-0と勝利。メッシはW杯通算16ゴールで歴代最多記録に並んだ。
同じ轍は踏まない。その思いが感じられるプレーでアルゼンチンが大会初戦で勝ち点3を獲得し、黒星スタートで苦しみながら徐々にチームとして醸成して頂点に立った前回大会の苦い記憶を払拭した。
チームをけん引したのは38歳のキャプテン、メッシだ。自身6大会目となるW杯で、大会前には負傷も伝えられていたが、自身の代表戦200試合目となる一戦で輝きを放ち、攻めの嗅覚の鋭さと鮮やかなゴールでファンを魅了した。
「毎日一緒に練習していても、彼には今でも驚かされる」とアルゼンチン代表リオネル・スカロニ監督は言った。
メッシの1点目は前半17分。自陣ハーフウェイライン付近からMFロドリゴ・デ・パウル(インテル・マイアミ)が縦に入れたボールを受けてターン。寄せる相手を難なく交わして前へ運ぶと左足を振ってゴール右へ決めた。
守備を固めてサイドに展開して攻撃を組み立てるアルジェリアに、一瞬の隙をついて先制点を奪い、主導権を握った。
2点目は60分。GKエミリアノ・マルティネスのキックを起点に左に展開し、左クロスを相手DFがクリアして、回収したFWラウタロ・マルティネス(インテル)がミドルレンジからシュート。
これはアルジェリアGKルカ・ジダン(グラナダ)阻止したが、こぼれ球にゴール前に詰めたメッシが右足で捉えて流し込んだ。
そして3点目は76分。メッシは中央から左サイドのMFニコ・ゴンザレス(アトレティコ・マドリード)に預けて前線へ上がり、リターンボールを受けるとゴール左隅へ沈めた。
メッシはW杯出場27試合目でW杯初のハットトリックを達成。2006年から重ねてきた得点は16を数え、ドイツのミロスラフ・クローゼの歴代最多記録に並んだ。
スカロニ監督は、トップフォームを維持しているメッシについて訊かれると、「説明するのは難しいが、彼がどの試合でもベストを尽くす姿は変わらないし、20年間もベストを保っている。気心の知れた仲間と自然体でプレーできるのがいいのかもしれない」と言った。
W杯初戦3ゴールに、指揮官「素晴らしい」
指揮官として2度目のW杯の初戦を前に、前日会見で「前回大会の経験から初戦の重要性はわかっているし、世界チャンピオンの称号に甘んじるつもりもない。それにチームはいい状態だ」と話していたスカロニ監督だったが、チームはそれを裏付けるパフォーマンスを見せた。
初戦の勝利で気を緩めることはないとアルゼンチン代表指揮官は言う。
「自信過剰になればやられる。このチームはそれを分かっている。だが、やるべきことをやれば、我々を倒すのは難しい。決勝まで道は長いが、3ゴールを挙げてW杯を始めることができるのは素晴らしい」
一方、アルジェリア代表のウラジミール・ペトコヴィッチ監督は、「本来、我々はもっと良いプレーができるチームだ。だが、今日の相手はレベルが違った。自分たちより格上の存在だった。勝ち点1でも取れば十分な番狂わせといえるような存在だ」と指摘。
「選手起用も十分考えて臨んだ。後悔はない」と言った。
初戦を終えてJ組はアルゼンチンが勝ち点3で首位に立ち、ヨルダンに2-1で勝ったオーストリアが2位、ヨルダン3位、アルジェリア4位という並びになった。
次戦は6月22日(日本時間23日)。アルゼンチンはオーストリアと、27日(同28日)にヨルダンと、どちらもダラスで対戦する。
(KK)
<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>
第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。
開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間
グループステージ:6月11日〜6月27日
ラウンド32:6月28日~7月3日
ラウンド16:7月4日~7日
準々決勝:7月9日~11日
準決勝:7月14日〜15日
3位決定戦:7月18日
決勝:7月19日