前半戦最後の3連戦 JLPGAツアーは早くも正念場!

ゴルフ

2026.7.9

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緑が深みを増す7月、JLPGAツアーは早くも正念場を迎える。

ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ(7/9〜12)、明治安田レディス ゴルフトーナメント(7/16〜19)、そして大東建託・いい部屋ネット レディス(23〜26)。

── 前半戦最後にして四日間競技が連続するこの3連戦は単なる夏の戦いではない。年間女王への道が、ここで大きく絞られる。

過去4年間、夏のうちにメルセデス・ランキング1位に立ったことがある選手が、年間女王の座を手にしてきているのだ。つまり、この4日間競技でいかに上位、ひいては優勝を掴めるかで、1年間の決着が見えることになるかもしれない。

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現在のメルセデス・ランキングは、1位・桑木志帆プロから5位・荒木優奈プロまでわずか約268ポイント差という混戦模様だ。

ツアー通算9勝、現在JLPGAツアーの公式配信や放送で解説も務める中野晶プロに熾烈を極める年間女王争いの展望を伺った。「誰が抜け出してもおかしくない状況です」と、中野プロは言う。

注目はランキング1位の桑木志帆プロだ。全米女子オープンで着実にポイントを積み重ね、帰国後の『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』でもそのまま優勝。

世界の頂点に触れた自信は、今もなお彼女のスイングに宿っている。「桑木プロは今、自分のゴルフへの確信が明らかに増していて、充実しているように見えます」と中野プロは分析する。

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先月、今季2勝目を挙げた桑木志帆プロ PHOTO:Atsushi Tomura / 特派員

対して昨年の年間女王で、現在メルセデス・ランキング2位の佐久間朱莉プロは、開幕戦の優勝こそゴルフ界を賑わせたものの、以降は上位フィニッシュもあれば、6月のニチレイレディスではまさかの予選落ちと調子が乱高下。

ついに資生堂・JALレディス終了時点で、桑木プロに1位の座を明け渡すことになってしまった。

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開幕のダイキンオーキッドレディスで優勝した佐久間朱莉プロ PHOTO:Hiromu Sasaki / 特派員

前述の通り3位以下も混戦で迎えるこの夏。心身ともに体力の消耗も無視できない。

前半戦最後の3試合は、コンディション管理も勝敗を左右するだろう。

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菅楓華プロ・河本結プロ・荒木優奈プロ 3〜5位まで大混戦の女王争い PHOTO:Atsushi Tomura / 特派員

そして4日間競技、勝負の最終章『大東建託・いい部屋ネット レディス』で、コースセッティングを担当する中野プロにセッティングのキーワードを伺うと──


「伸ばし合いを意識した設定。ピンを狙いやすい、狙いたくなるようにしようと思っています。4日間を通して、『攻めて、攻めて、攻め続ける。』それができた選手だけが、ご褒美を手に入れられると思います」

疲れた足腰に牙を剥くような設定が、混戦をさらに深めるのか、勝負を決定づけるのか。

「佐久間プロや桑木プロがこの夏の大会で上位フィニッシュを続ければ差は開いてくる。でも5位の荒木プロまで逆転の目は十分にある。誰が上がってきてもおかしくないですね」と中野プロは静かに締めた。

真夏の3大決戦を駆け抜けた夏の終わり、きっとシーズンの景色は別の顔を見せているはずだ。