【菊花賞】武豊「空気読まなくて申し訳ない」三冠阻止で歴代最多6勝目!ゴーイントゥスカイをGI初制覇に導く

武豊騎手(c)SANKEI
<2026年10月25日 第87回菊花賞(GI)@京都競馬場>
牡馬クラシック三冠の最終戦、第87回菊花賞(GI・芝3000m)が25日、京都競馬場で行われ、武豊騎手が騎乗する3番人気のゴーイントゥスカイ(牡3・上原佑紀厩舎)が優勝。
GI初制覇を飾るとともに、鞍上の武豊騎手は菊花賞通算6勝目を挙げ、歴代単独最多記録を更新した。
皐月賞、日本ダービーを制したロブチェンが史上9頭目の三冠達成を目指す中、名手が大一番で存在感を示した。
レース後の勝利ジョッキーインタビューで、武豊騎手は「いや、久しぶりで嬉しいですね」と笑顔を見せた。
三冠が懸かったロブチェンについては「強いのは言いますけど、もう自分の競馬に徹しようと思ってたので、そこはあまり意識せずに、今までこの馬に乗ってきて、いろいろ考えて、一番いい乗り方したいなと思ってました」と振り返った。
レースではキンググローリーが後続を大きく引き離して逃げる中、ゴーイントゥスカイは中団の内で脚をためる展開。
武豊騎手は「内目のいいところで、折り合いもついてたので、非常にいい流れだと思いながらずっと乗って、あまり道中動かずに直線にかけようと思ってました」と、道中の手応えを明かした。
勝負を分けた最後の直線では「動かなかったというより、動けないポジションだったんですけど、直線向くまで進路をなんとか待って、空いた瞬間追い出したら反応してくれたので、残り200ぐらいで勝てるかもと思いました」進路が開くまで我慢し、勝負どころで一気に末脚を引き出した。
最後は川田将雅騎手騎乗のバステールとの激しい一騎打ち。ハナ差の大接戦を制したが、武豊騎手自身もゴールの瞬間は勝敗が分からなかったという。
「ゴールした瞬間は分からなかったんですけど、川田君が悔しがってたので、勝ったのかなと思って。良かったです」
ゴーイントゥスカイとは今年の青葉賞(GII)からコンビを組み、日本ダービーでは4着。春の悔しさを晴らすGI初制覇となった。
「ダービーでもいいレースできて、そこで秋の菊花賞は十分狙える馬だなと思ってたので、調教師はじめスタッフと本当にいろいろ話をして、いい方向に向かって、今日結果が出て嬉しいですね」
そしてインタビューの最後には、三冠馬誕生を期待していたファンを意識してか、武豊騎手らしいユーモアも飛び出した。
「ちょっと空気読まなくて申し訳ない気持ちはあるんですけど、私自身ちょっと夏からあまりいい仕事できてなかったんですけど、今日こうやって勝てて、また秋冬に向けて頑張っていこうと思いますので、また応援してください」
史上9頭目の三冠馬誕生に注目が集まった淀の大一番。最後に勝利をつかんだのは、歴代最多となる菊花賞6勝目を挙げた武豊騎手だった。