カーボベルデ「特別な瞬間だった」W杯初出場でグループ突破の快進撃【サッカーW杯】
初出場で決勝トーナメント進出を決めたカーボベルデ PHOTO:Getty Images
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で、初出場のカーボベルデ代表がノックアウトステージ進出で注目を集めている。
6月26日(日本時間27日)にアメリカのヒューストンで行われたH組最終戦でサウジアラビア代表と0-0で引き分け、勝ち点3で2位以内に入り、グループステージ突破を決めた。
W杯本大会初挑戦のカーボベルデが、旋風を巻き起こしている。
サウジアラビア戦終了後、ピッチで他会場のウルグアイ戦の結果を聞いた選手たちは、ベンチ前で抱き合って喜びを爆発させた。
「特別な瞬間だった。みんな、祈るような思いで待っていたんだ」とMFデロイ・ドゥアルテ(ルドゴレツ)は言い、「僕らはすべてを出してここまでやってきた。ふさわしい結果だと思う」と言った。
H組初戦でスペインとスコアレスドローを演じ、第2戦ではウルグアイと2-2で引き分けた。
優勝経験のある強豪2か国から勝ち点1ずつを重ねて、2試合を終えて首位スペインを勝ち点2差で追い、ウルグアイとは勝ち点2で並びながら総得点差で3位につけた。
そして迎えたサウジアラビアとの最終戦では堅い守備とハードワークで相手の攻撃を抑えながら15本のシュートを放ち、MFウィリー・セメド(オモニア)。
MFジャミロ・モンテイロ(ズヴォレ)MFケヴィン・ピナ(クラスノダール)、MFラロス・ドゥアルテ(プスカシュ・アカデミア)、MFヌノ・ダ・コスタ(バシャクシェヒル)らが次々とゴールを脅かした。
ゴールは割れなかったものの、貴重な勝ち点1を獲得。この1差でスペインに0-1で敗れたウルグアイに上回って突破を決めた。
デロイ・ドゥアルテは試合終盤を振り返って「負けないことを意識して、とにかく最後までゼロで終わらせようとしていた。でもチャンスにしっかり決められていれば、試合を終わらせることができていたから、そこは改善点だ」と言った。
GKボジーニャ「クオリティを示したい」
カボベルテのW杯挑戦は2002年日韓大会から始まり、今回7度目にして初めて世界最高峰の舞台への切符を手にした。
アフリカ予選D組では10戦中7試合で無失点試合をマーク。W杯8大会出場のカメルーンを抑えて7勝2分け1敗の1位で突破した。
今大会のスペイン戦ではFWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)、FWフェラン・トーレス(バルセロナ)、MFファビアン・ルイス(パリSG)らを中心に27本のシュートを浴びたが粘りの守備で耐え抜いた。
ウルグアイ戦では相手のシュート17本に対して12本を放って2得点を奪った。MFピナが先制し、MFヘリオ・ヴァレラ(マッカビ・テルアビブ)のゴールで同点とした。
初戦から好セーブでゴールを死守し、チームを支えているGKボジーニャ(チャベス)は、「僕らはたいしたことないだろうとみんなが思っていたと思うけど、僕らにはクオリティがあるし、しっかり戦えるところを見せたいと思っている」と意気込みを語る。
アフリカ北西の沖、大西洋に浮かぶ島国は滋賀県ほどの大きさで、60万人弱の人々が暮らす。1975年にポルトガルから独立し、代表チームが結成されたのは1978年だった。
40歳の守護神は、「僕らは多くの困難の中で育ってきた。
カーボベルデの人々が持つ不屈の精神と祖国への情熱を示し、選手としてだけでなく、世界中のカーボベルデ人を代表してここにいる」と述べて、「僕らの国は小さいがハートは大きい。ファイターだ」と胸を張った。
(KK)
<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。
開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間グループステージ:6月11日〜6月27日ラウンド32:6月28日~7月3日ラウンド16:7月4日~7日準々決勝:7月9日~11日準決勝:7月14日〜15日3位決定戦:7月18日決勝:7月19日
・全試合日程(大会スケジュール)・グループリーグ(グループステージ)・決勝トーナメント(ノックアウトステージ)
カーボベルデ「特別な瞬間だった」W杯初出場でグループ突破の快進撃【サッカーW杯】