【日本ダービー】ヴィクティファルス 池添謙一・学 兄弟コンビで皐月賞のリベンジを期す
2021.5.30
「日本ダービー」競馬界最高の栄誉を手にするために、今年もホースマンたちが熱い戦いを繰り広げる。3歳馬7398頭の頂点を目指し、熾烈な争いを勝ち抜いてきた精鋭たち。その知られざる舞台裏に迫った。
「弟の馬でダービーに挑めるというのは、すごく嬉しい」...... 池添謙一はカメラの前でこう語った。
【動画】日本ダービー2021 ホースマンたちの挑戦|熾烈な争いを勝ち抜いてきた精鋭たちの知られざる舞台裏に迫る
雨の中のスプリングS(GII)を制してクラシック戦線へと名乗りを上げたヴィクティファルス。ゴール後に鞍上の池添は若き調教師と握手を交わし満足げだったが、その相手とはズバリ、自身の弟である池添学。
このレースで池添謙一と学の兄弟は史上2組目となる騎手と調教師による兄弟重賞制覇を果たした。
「初めて兄と一緒に獲れた実感がある」というのは調教師である弟・学。父も調教師、兄はGI 26勝を誇る名騎手という競馬一族で育った彼は父と同じ道を目指し、アイルランドで修業を積んだ。
そして2013年、33歳という異例の若さで調教師試験に合格。開業すると、初年度から最多タイ記録となる21勝を挙げる活躍を見せ、3年目にはメラグラーナで重賞初制覇を果たすなど、若きトップトレーナーとして注目を集める存在になったが、大きな心残りがあった。
それは「兄・謙一との重賞制覇」。それを叶えたのがヴィクティファルスだった。
「初めてコースで追い切った時、とても動きが良かったので走りそうだと思った」という学の期待通り、ヴィクティファルスは新馬戦を快勝すると、続く共同通信杯(GIII)では後の皐月賞馬、エフフォーリアと差のない2着に。クラシックへの出走を確実にするため、3戦目に選んだのは皐月賞トライアルのスプリングS。ここで学は満を持して、兄・謙一に騎乗を依頼した。
オルフェーヴルをはじめ、数多くの名馬に跨ってきた謙一も「本当にいい馬」と評するほどの好素材。それだけに弟・学も万全の状態に仕上げ、レースへ臨んだ。
迎えたスプリングSは兄とタッグを組んで挑む11度目の重賞。道悪馬場で伸び脚を欠く馬が多い中、ヴィクティファルスは外から猛然と追われて見事に勝利。クラシック出走を確実のものにするだけでなく、兄弟の悲願を果たす1勝だった。
「本当は飛びつきたいくらいに嬉しかった」と弟が語れば、兄は「あの時は騎手と調教師ではなく、兄弟になれた」と振り返るなど、お互いにとって特別な勝利になったに違いない。皐月賞では9着と敗れたが、ダービーの舞台で兄弟コンビはリベンジを果たす。
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<出演者>
【ナレーター】浅香航大
<取材>
【騎手】武豊、池添謙一、横山武史 ほか
【調教師】国枝栄、鹿戸雄一、池添学、宮田敬 ほか
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URL:https://www.tv-tokyo.co.jp/japan_derby2021/