北京五輪金メダリスト『小林陵侑』に世界が釘付け!もう一つの顔はYouTuber

その他

2022.2.6

    aflo_180020457.jpg
    2022年 スキージャンプ 男子 個人 ノーマルヒル 決勝 小林陵侑が金メダル 写真:YUTAKA/アフロスポーツ

    そこに秘められたドラマをあなたはまだ知らない。

    「今日もぶっ飛んでいきましょう!」

    スキージャンパー小林陵侑。

    力を入れているYouTubeは同い年の親友と二人で作っているという。

    0.jpg

    始めて5ヶ月。

    何でも果敢に挑んできた。ストレスにはなっていない。カメラを回すのは親友だからいつでも自然体でいられる。

    撮影と編集を行う本間駿介とは6年の仲。

    1.jpg

    普段から、家族やコーチよりも一緒にいる時間が長い。

    11月、小林は夜のジャンプ台にいた。雪と氷から半年以上離れたジャンパーが最も緊張する日。

    そこは言わば急角度のついたスケートリンク。

    選手は時速90キロ以上のスピードで滑降し、踏み切りの瞬間を見極めて跳ぶ。タイミングや力加減を少しでも誤ればコントロールを失い大事故を招きかねない。

    だから、全神経を研ぎ澄ます。

    2.jpg

    10月はサマージャンプの大会で4連続優勝と好調を維持している。8ヶ月ぶりに滑った氷のレールで、助走と踏切を自ら点検する。

    夏のジャンプと比べると、腰の位置、膝の具合、足首の角度...チェックポイントは無数にある。

    岩手県の山あいの村に生まれた。ジャンプは小1で始めた。怖がりで緊張しいだったあの頃。そんな自分が世界チャンピオンになるなんて。

    覚醒は3年前。

    葛西紀明もなしていない快挙を果たした。

    世界最高峰の大会、スキージャンプ週間を4戦全勝で総合優勝。ワールドカップでも日本人初の年間総合チャンピオンに。

    今でも怖い。

    でもイメージはあの頃よりも格段に細かくなった。頭の中に描く細密な動きの設計図。それが小林陵侑の強さの秘密だ。

    開幕したワールドカップ。

    小林は初戦で2位、2戦目はスーツの規定違反で失格となり、フィンランドでの第3戦を迎えた。すると...

    最長不倒、143メートルの大ジャンプで今シーズン初優勝。イメージと動きの噛みあわせに手応えを得た。

    だがその直後、新型コロナウイルスの陽性判定を受けワールドカップの欠場を強いられる。

    息苦しい隔離生活の中、心の支えになったのがユーチューブだった。

    3.jpg

    世界から届いた励ましの言葉。おかげで気持ちを前向きに保てた。

    2試合を欠場したがドイツでの第6戦からワールドカップに復帰し、第7戦で早速優勝を飾った。
             
    結果、今シーズンのワールドカップはここまで6勝。ジャンプ週間では2度目の総合優勝を果たした。

    北京オリンピックへの視界は良好と言っていい。

    さらに、北京オリンピックの金メダル有力候補はYouTuberとしての人気もうなぎ登りだという。

    取材の段階で登録者数、なんと7千人超え。

    世界が小林陵侑に釘付けになっている。

    ※北京オリンピック、男子ノーマルヒル が2月6日(日)に行われ、小林陵侑が日本勢第1号となる金メダルを獲得した。