【ドバイGS みどころ】世界最速のダート馬を決める一戦にレッドルゼル、チェーンオブラブが参戦

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2022.3.26


2022 ドバイワールドカップデー レッドルゼル 写真:ZUMA Press/アフロ

 今年もまた、ドバイWCミーティングの季節がやってきた。1996年に世界最高賞金額(当時)のレース、ドバイワールドCを創設して以来、砂漠の地で行われる国際レースに洋の東西を問わず、各地から名馬が集い鎬を削ってきたが、それは日本馬とて例外ではない。

アラブ首長国連邦のメイダン競馬場を舞台とするドバイWCミーティングに日本馬は総勢22頭がエントリー。日本国内で馬券が販売される主要4レースに限れば11頭が国際GI制覇に挑む。

■ドバイゴールデンシャヒーン(1200m ダート・左 1着賞金1,160,000米ドル)

 まずは、日本時間26日(土)の23時45分から行われるドバイゴールデンシャヒーン。

ダート1200mで行われるこのレースは文字通り、世界最速のダート馬を決める一戦。それだけに地元ドバイの馬たちやダート競馬の大家であるアメリカ勢が強いことで知られ、日本馬はいまだに勝ったことがない。それだけに期待薄かとも思われるが... 今年は一味違う。

 最初に紹介したいのがレッドルゼル。フェブラリーSは2年連続で敗れてしまったが、ダート1200m以下に限ればいまだに連対を外したことがないというスプリンター。

思えば昨年もこのレースに挑んでゼンデンの2着に食い込んだように1200mならば場所を問わない安定感がある。

 昨年のこの激走が自信になったのか、その後のレッドルゼルはJBCスプリントで念願のGI制覇を達成。昨年と同じくフェブラリーSをステップにして臨む今回、狙うのは先頭のゴールだけだ。

 そして日本からもう1頭エントリーしているのがチェーンオブラブ。

日本ではわずか2勝しか挙げていないとはいえ、このレースの前哨戦に当たるリヤドダートスプリントでは世界の強豪相手に3着と大健闘。スピード勝負になりがちな舞台なので、展開がハマれば思わぬ一発が見られるかもしれない。

 そんな2頭のライバルとして立ちはだかりそうなのが、ダート大国アメリカの馬たち。中でも警戒したいのがドクターシーヴェル。

昨年のBCスプリントでマテラスカイと対戦したが、マテラスカイが失速していく中、最後まで踏ん張る形で2着に食い込んだ。体調さえ整っていれば優勝争いに絡んでくるだけのポテンシャルを秘めている。

 そしてもう1頭、ドレインザクロックを忘れてはいけない。

ウッディースティーブンスSでGI初勝利を飾った後もストイックに短距離路線を歩み続け、このレース前にもリステッド競走で2着に入るという臨戦過程。体調面での上積みは間違いなく、さらなる前進もありそうだ。


■文/福嶌弘