勝利で次の目標へ 森保監督「選手たちには最終目標を意識して、高い基準と志を持ったプレーを見せてほしい」【サッカー W杯最終予選】

森保一監督 Photo by Etsuo Hara/Getty Image
サッカーの日本代表は3月29日(火)、ワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選最終戦でベトナム代表戦とホームの埼玉スタジアムで対戦する。
すでに7大会連続7度目の出場を決め、勝てばB組1位での予選突破となるが、約8カ月後に迫る本大会へ向けて、森保一監督はこの試合で新たな選手の組合わせなどを試し、次のステージへの一歩を歩み出す意向を示している。
現在7勝2敗の勝点21で首位に立つ日本は、ベトナムに勝利すれば7連勝でB組を1位で予選通過となる。
ベトナムは、前回日本とのホームでの対戦(0-1)を含めてここまで1勝8敗で、6チーム中最下位に沈む。
今回の対戦へは、通常の試合登録可能な23人より少ない20人で来日したが、チームを率いる韓国出身のパク・ハンソ監督によれば、新型コロナ感染や負傷者が続出。
チーム通訳も来日時の簡易検査で陽性と判定されて隔離されているという。来日メンバーには前回の日本戦の先発から5人が含まれておらず、ベトナムも異なる顔ぶれでの試合となりそうだ。
その相手に、日本はなにをどう試し、どんなプレーを見せることができるのか。
DF谷口彰悟選手(川崎)は、「相手はパワーや高さがある印象ではないが、テクニックやアジリティはある。丁寧に対応しないと一瞬の隙をついてくる。リスク管理が大事になる」と話し、警戒を緩めていない。
DF吉田麻也選手(サンプドリア)とセンターバックでコンビを組む可能性もあるが、「誰と組んでもコミュニケーションは常にとっていかないとならないし、守り方の感覚をすり合わせてやりたい」と話す。
吉田選手は現在の代表チームについて、「特に後ろの選手の経験値が上がっていて、前線にはテクニカルな選手多い。サブの選手が入ってもチーム力がガクっと落ちない」と指摘する。
自身3度目のW杯へ向けて日本代表キャプテンは、「アジアと世界で戦い方も変わってくるので、チームとしてもっと構築して、選手各々もレベルアップが必要になる」と語る。
最終戦終了後、代表活動ができるのは6月と9月。7月には東アジア4カ国対抗のE-1選手権が予定されているが、欧州のプレシーズンと重なり、時期的に海外組の出場は限られそうだ。本大会への準備として、日本にとってベトナム戦も重要な機会になるのは言うまでもない。
森保監督は、「最終戦もホームで勝って首位で最終予選を終わらせる。勝って次のW杯での目標へつなげていきたい」と語り、「選手たちには最終目標を意識して、高い基準と志を持ったプレーを見せてほしい」と話している。
取材・文:木ノ原句望