代表初招集のDF伊藤洋輝「ドイツに行って成長できた」森保監督「守備力が格段に上がっている」

サッカー

2022.6.2

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    ブンデスリーガ シュツットガルトの伊藤洋輝 写真:アフロ

     11月に開幕するサッカーのワールドカップ(へ向けて、日本代表が新たな準備段階に入る。6月2日(木)に札幌で行われるパラグアイ代表戦を皮切りに、ブラジル代表(6日、東京)、ガーナ代表(14日、神戸)などとの強化試合4連戦を戦う。

    "仮想W杯"のスケジュールのなか、世界の強豪との対戦でチームは積み上げを図り、選手は本大会のメンバー入りへサバイバルレースになる。

    限られた時間のなか、アジアから世界との闘いへギアを切り替え、本大会で戦う選手の組み合わせのベストを探り、戦い方のオプションを増やす上で貴重な機会になる。

     しかも、中3日での連戦スケジュールはカタール大会本番と同じ時間軸での流れになる。

     森保監督は、この4試合で「できるだけ多くの選手を使いながら、システムなども状況によって試せるなら試したい」と話し、一方で「基本的にはブラジル戦に、これまで最終予選を戦ってきた選手を起用しようと思っている」と話していることから、パラグアイ戦では新たな起用や組み合わせが見られる可能性が高い。

     日本は最終予選半ばから4-3-3のシステムを採用し、最終予選序盤の苦戦を克服して出場権獲得につなげた。その主軸をMF遠藤航(シュツットガルト)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)の3選手が担ってきたが、今回は守田選手が負傷調整中で欠場が見込まれている。

    選手が入れ替わったことでチームとしての力が発揮されないようでは、本大会への備えとしては不十分。異なる組合わせでもチームが力を十分に発揮できるのか、注目すべきポイントだ。

    ドイツで自信を得たDF伊藤洋輝

     シーズン終盤に所属のアーセナルでの試合で負傷したDF冨安健洋はパラグアイ戦には間に合わないため、最終ライン中央の組合わせも注目ポイントだ。

    最終予選終盤には、DF板倉滉選手(シャルケ)が入って存在感を示したが、代表初招集のDF伊藤洋輝(シュツットガルト)も、森保監督は「守備力が格段に上がっている」と高く評価しており、早い段階で試してみたいところだろう。

     伊藤選手は所属チームでレギュラーとしてプレーを重ね、最終節にはMF遠藤航の決勝ゴールをお膳立てして、チームの1部残留に貢献した。

    今回の合宿初日の練習でも、DF吉田麻也(サンプドリア)とペアを組んでプレーし、臆する様子もなく、積極的なパフォーマンスを披露していた。

    伊藤は、「左足で持った時の組み立てやゴールに直結するパスは、ドイツでも1年間やってきた。この(代表)チームでも出したい。ドイツに行って成長したし、身に着けたものがある」と自信を示す。

    磐田からシュツットガルトへ渡った23歳DFは、球際やフィジカルの強さ、スピード勝負などに手ごたえを覚えていると言い、「周りの選手に合わせてプレーできる。いろんな選手とコミュニケーションを取ってやりたい」と意気込んでいる。


    取材・文:木ノ原句望