森保監督 W杯メンバー選考の最終チェックへ「チームの連携連動の質を上げること考えて」国内組の選出にも期待
相馬勇紀 写真:森田直樹/アフロスポーツ
11月20日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)へ、日本代表の調整計画が整いつつある。11月17日にカナダ代表とUAEのドバイで国際親善試合を行うことが決定。ドイツ代表との本大会初戦を23日に控えて、最終チェックの場になる。
9月のドイツ遠征での2試合を含めて、初の8強入りを目指すカタール大会へ準備が進められている。
戦力チェック
日本ではJリーグがシーズン終盤を迎えて優勝争いも佳境に入っている。欧州では新シーズンが始まり、FW伊東純也選手(スタッド・ランス)、MF守田英正選手(スポルティング)、FW久保建英選手(レアル・ソシエダ)、MF堂安律選手(フライブルク)らの活躍が報じられている。
アメリカ代表、エクアドル代表と対戦する9月のドイツ遠征のメンバーは来週にも発表されるが、国内組のみで臨んだ7月のE-1選手権で存在感を発揮した選手の姿もあったことから、国内組の選出にも期待がかかる。
東アジア4ヵ国による1回戦総当たりの対戦に日本は19日の香港代表に6-0で勝ち、24日の第2戦で中国代表に0-0の引き分けに持ち込まれて2位に後退したが、首位に立った韓国代表と27日の最終戦で対戦して3-0で勝ち、2013年以来の大会優勝を遂げた。
チーム集合から大会初戦まで準備期間が短い状況をJリーグで好調な横浜と広島を主軸にチームを編成して戦い、大会中にチームが成長。MF相馬勇紀選手(名古屋)やMF藤田譲瑠チマ選手(横浜)、最終戦で負傷して長期離脱となってしまったがFW宮市亮選手(横浜)らが光るプレーを見せた。特に相馬選手は、名古屋ではあまり機会のないセットプレーのキッカーとしてのスキルと、サイドをえぐる強気で効果的なプレーを披露して勝利に貢献した。
森保監督はこの大会直後にも9月の遠征に連れて行きたい選手がいると話していたが、欧州遠征に出てからもその考えに変わりはないようだ。W杯を経験しているFW大迫勇也選手(神戸)やDF酒井宏樹選手(浦和)ら以外の国内組からも選出する用意があることを明言している。
「W杯へ向けていい準備となる。選手の組み合わせや、組み合わせのクオリティ、チームの連携連動のクオリティを上げること考えて選出したい」と語っており、本大会メンバー選考の最終チェックに入る。
残る強化試合は3試合。9月23日にアメリカ代表、27日にエクアドル代表とデュッセルドルフで対戦し、11月17日にカナダ代表とドバイで対戦する。
日本代表指揮官は「一戦一戦ベストを尽くして戦うことの積み上げがW杯へつながる。目の前のことを怠ると道がつながらなくなると考えてきた。1回1回の活動を充実させてつなげていきたい」と話している。
カタールW杯は11月20日に開幕。32チームが4チームずつ8グループに分かれてグループステージを戦い、上位2チームがノックアウトステージへ進出する。決勝は12月18日に行われる。
取材・文:木ノ原 句望