現在4得点のメッシ、キャリア最後!? のW杯で得点王へ 準決勝でクロアチアと対戦

サッカー

2022.12.13


Photo by Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が大詰めを迎えている。

 日本の8強進出を阻止したクロアチアが準優勝した前回に続いての4強入りで、自身キャリア最後のW杯と明言しているMFリオネル・メッシ擁するアルゼンチンと12月13日の準決勝で対戦する。

 そしてもう一カードはアフリカチームでアラブ圏から初の4強進出を決めたモロッコと前回覇者のフランスの組み合わせで14日に対戦。趣の異なる4チームが出揃った。

 アルゼンチンは準優勝した2014年ブラジル大会以来の決勝進出を目指す。

 メッシがキャリア最後としている今大会を優勝で飾りたい思いは当然ながら強い。それだけにスカロニ監督は「我々は毎試合、すべてを懸けて目の前の一戦に集中して臨んでいる」と話して足元を固める姿勢を示し、選手も「自分たちのゲームに集中して臨む」と手堅い。

 グループステージではサウジアラビアとの初戦を落とす番狂わせがあったものの、メキシコ、ポーランドに連勝して決勝トーナメントへ進出。

 ラウンド16でオーストラリアに2-1で勝利し、準々決勝ではオランダの終盤の粘りに同点に追いつかれて延長2-2でPK戦にもつれ込んだが、これを4-2で制して4強へ進んだ。

 PK戦ではGKエミリアーノ・マルティネスがPK戦でオランダの1番手、2番手を止める活躍で、チームを最後尾から支える。

 チームの中心のメッシも好調を維持。少しでもスペースがあれば、するするとボールを運んで攻撃を仕掛け、決定機を作る。得点でも今大会ここまでの5試合すべてにフル出場で4得点をマーク。大会トップに立つフランスのFWキリアン・エムベパの5得点を追っている。

 記録もかかる。メッシが準決勝に出場すれば、1990年大会で西ドイツ代表を優勝に導くなどドイツ代表として活躍したローター・マテウス氏の持つW杯25試合出場の大会記録に並ぶ。

 決勝あるいは3位決定戦でも出場すれば単独1位の新記録達成だ。アルゼンチン代表としても、故ディエゴ・マラドーナ氏が持っていたW杯最多出場記録22試合を更新し、現在準々決勝までで24と伸ばしている。

 アルゼンチン代表のリオネル・スカロニ監督は「メッシのことはいつものことなので驚かない。彼はいつも勝者でいて、それは私にとってもうれしいことだ」と語り、35歳MFが今大会を最後としていることについても「彼が楽しんでプレーを続けられるようにしたい」と話している。

 アルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコは、「クロアチアはいい選手がいて高さもある。タフな試合になると思うが、僕らの目標達成に重要な試合だ。僕らには僕らの武器がある。自分たちのゲームに集中して臨むだけだ」と話している。

 アルゼンチンとクロアチアのW杯での対戦はこれが3度目。これまでは1998年大会と2018年大会のグループステージで対戦して、前者はアルゼンチン、後者はクロアチアに軍配が上がった。W杯を含めた両国の通算対戦成績でも2勝1分け2敗とイーブン。

 アルゼンチンが勝てば2大会ぶり6度目の決勝進出となる。勝者は12月18日の決勝で、フランスまたはモロッコの勝者と対戦する。


取材・文:木ノ原句望