サッカー日本代表『2050年までに日本代表がW杯で優勝』世界一という目標へ 新たなスタート

サッカー

2023.3.24


W杯日本代表 写真:JFA/アフロ

サッカー日本代表が国際親善試合で南米強豪のウルグアイ代表(24日、東京)とコロンビア代表(28日、大阪)に臨む。

昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会のメンバーを中心に初招集4人と復帰組6人を加えたフレッシュな構成で、2026年W杯へ向けて新たな戦力の発掘とチームの底上げを図る森保一監督の思惑が示されている。

日本代表は2022年カタールW杯で、日本は大会優勝経験のあるドイツとスペインの強豪2か国に逆転勝利を収めてグループ1位で突破し、決勝トーナメント1回戦でロシア大会準優勝のクロアチアと延長PK戦にもつれる戦いで敗れ、16強で大会を終えた。

2大会連続での16強入りとなったものの、目標としていた8強入りはカタール大会でも達成できなかった。

しかし今回は森保監督が日本代表監督として初めて大会後も2026年大会へ向けて続投となり、カタールでの戦いで得た手ごたえと課題をダイレクトにチームに働きかけて活かすことができる。

森保監督は、カタールW杯での経験から「必要なことを選手たちにしっかり伝えたい。選手個々もチームも攻守すべてでレベルアップしなければならない。W杯で勝つために世界トップ基準で、高い強度でいい守備からいい攻撃につなげることはやっていかないとならない」と語る。

世界の強豪との対戦で、カウンター攻撃、攻守の切り替えでのボールの即時回収やカウンタープレスなどには手ごたえを覚えた一方で、ボールを握った時のプレーのクオリティを課題に挙げる。

守備面でも、攻撃から守備への切り替えでの守備は評価。実施できる回数や時間を増やしたいとしつつ、ブロックを作っての粘り強い守備と、攻守が切り替わった瞬間に高い位置からボールを奪うことの使い分けが必要だと指摘した。

日本代表では森保監督の第2次政権発足にあたり、コーチ陣も一部が刷新された。現役時代に日本代表としてプレーした名波浩と前田遼一の両コーチが新たに参画。

高い技術と優れた視野でMFとして活躍した名波コーチと、FWとして2011年にはアジアカップ優勝にも貢献した前田コーチの存在は、攻撃面のバージョンアップの力になると期待されている。

2010年南アフリカ大会以来の延長PK戦で敗れたカタール大会、後半半ばまでリードを奪い相手を圧倒しながら逆転負けをした2018年ロシア大会と、日本はあと一歩に迫りながら16強を超えられずにいるが、森保監督はチーム力の積み上げが道を拓くという考えを示す。

「目の前の一戦で勝利を目指して戦う。その一戦一戦を積み上げていった先にアジア予選突破とワールドカップでの成功がある」

さらに指揮官は、「日本協会は2050年までに日本代表がW杯で優勝すると宣言している。2026年というより、そこへ向けてやるべき。世界一という目標へ、いま持っている力をどれだけ上げていけるかを常に考えていかないとならない。世界チャンピオンを目標にして、今の力を最大限に上げて伸ばしていくことをやっていきたい」と語っている。

日本代表は新たな顔ぶれを加えて、3月20日(月)からウルグアイ代表、コロンビア代表との対戦へ向けて準備を始める。

最新のFIFAランキングでは20位の日本に対してウルグアイは16位、コロンビアは17位。カタール大会ではグループステージ敗退だったウルグアイは23人のうち約半数がW杯メンバーという構成。

カタールW杯出場を逃したコロンビアは、今年9月から始まる南米予選へ照準を合わせ、MFハメス・ロドリゲス(オリンピアコス)やFWラダメル・ファルカオ(ラージ・バジェカーノ)らベテラン勢と若手の構成チームで来日すると見込まれている。

ウルグアイ戦は3月24日(金)に東京の国立競技場で、コロンビア戦は28日(火)に大阪のヨドコウ桜スタジアムで開催される。


取材・文:木ノ原句望