サッカー日本代表・森保一監督 逆転負けを喫したコロンビア戦での選手起用を振り返る「未来を見据える意味で後悔はない」
2023.3.30
森保一監督 Photo by Markus Gilliar - GES Sportfoto_Getty Images
サッカー日本代表は2026年ワールドカップ(W杯)への新たなスタートとして、24日に国際親善試合で南米強豪のウルグアイ代表と対戦、1-1で引き分けた。28日にはコロンビア代表と対戦し、先制するも1-2で逆転負け。新体制での初勝利とはならなかった。
28日のコロンビア戦後、森保一日本代表監督(54)が会見を行った。
会見の冒頭、森保監督は「スタジアムに足を運んで頂いたファンの皆さんに勝利をお届けできず、残念な気持ちでいます。我々を応援してくださった皆様に感謝をしたいです」と語った。
■日本代表・森保一監督 会見
ーー今日の試合を振り返って
選手達が良い入り方をして良い形で先制点を奪った中で(3分 三笘薫)、より試合をコントロールしながら相手にダメージを与えていくような戦い方が中々できなかったので反省しないといけないと思っています。
ですが、今回選手達がこの2試合に向けて、カタールW杯からメンバーも変わった中でチームとしてのチャレンジ、個々の繋がりという部分での共通意識のクオリティを上げようとしてくれたことに関しては、今できることを非常に頑張ってくれたと思います。
失点の前のシーン、私の交代カードの切り方で失点に繋がってしまったところもあると思うので、私自身反省しないといけないと思っています。
ーー守備で若い選手を起用したが、どうだった?
DFラインは経験値で言うと経験の浅い選手達だったり、今回初めて組む選手同士での起用の中で、完全に安定していたかと言うと改善の余地があるなと思います。
局面での強度でももっと相手との間合いを詰めて、自由を奪ってボールを奪うところはまだまだこれからチームで上げて行かなければいけない部分だと思います。
ただ、『チャレンジ』という意味で、安定だけを求めればこれまでやれていた選手達を使うことで安心はあるかもしれない。今回は勝利を目指さないといけない戦いでしたが、同時に未来も見据えてチーム全体の選手層を厚くすること、戦い方の選択肢を増やしていくことは絶対的に必要だと思っています。
起用に関しては私も色々と反省しないといけないところもありますが、未来を見据える意味での後悔はありません。
ーー日本が得意とするコンビネーション攻撃が出せなかった原因は?
ウルグアイ戦もコロンビア戦も、スムーズな攻撃という意味でのコンビネーションのクオリティを上げないといけないとは感じています。(上手くいかなかった)理由としては、新たな戦術的なチャレンジをしたことと、選手が変わっている中でスタートから全てがスムーズに行くことは中々難しいというところかと思います。
与えられた時間の中で何を優先するのか、取捨選択していくのか、次の活動に向けて選手達がよりスムーズに絵を描けるように準備していかないといけないなと思っています。
新しい戦術へのチャレンジと新しい選手の融合という部分で、簡単ではないというところが出てしまったかなと思います。
ーー鎌田大地選手をボランチで起用した意図と手応えは?
鎌田の起用については、カタールW杯ドイツ戦でもすでにやってもらっていますが、我々の戦い方の選択肢を増やすという意味で所属チーム(フランクフルト)でもやっているボランチで起用しました。出場時間については、あらかじめ決めていたタイミングで交代しました。
ーー浅野拓磨選手を投入した際(77分)に共有されたメモの内容は?
メモは、ダイヤモンドの形(4-4-2)を選手達が把握できるようにと思って出しました。
その形はトレーニングではやっていないのですが、負けている状況で前線からプレッシャーをかけないといけなかったので、相手のセンターバック2枚とアンカーのところを枚数合わせして高い位置からプレッシャーをかけること、久保(建英選手)をトップ下に置くことで攻撃の起点になってもらうことを考えました。