【独占インタビュー】古橋亨梧「悔しかったし、正直落ち込んだ」W杯選外乗り越え、欧州リーグ日本人初の得点王の快挙

サッカー

2023.6.16


サッカー スコットランドプレミアリーグ(2022-2023シーズン)のセルティック・古橋亨梧(28)は31試合の出場で27ゴールを挙げた得点王に輝いた。

加入2年目のシーズンでエースとしてリーグの最優秀選手、日本人史上初となる欧州リーグでの得点王という快挙を果たした古橋が3年後のW杯(アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国での共同開催)、現在の心境について語った。


【古橋亨梧 インタビュー】

Q.今シーズン、リーグでは27ゴールと量産しましたが、リーグ振り返っての手ごたえは?

チームとしてこの1年間、昨年より成長しました。監督が掲げた目標の中で、入ってきた選手、出て行った選手いましたが、一丸となって取り組めたからこそ、いい結果につながったと思います。

プレーオフになって躓いた部分もありますが、自分たちのやるべきことを証明できた。いいシーズンを送れたのかなと思っています。

個人的には去年、プレーできていない期間があった中で、一年間通してプレーもできました。チームメイトが本当に素晴らしいパスもくれたので、ゴールするだけでした。チャンスを外して、迷惑かけた部分もあったので、まだまだ成長しなければいけないなと思った部分もあります。


Q.味方から良いパスをもらうための努力も必要だと思うが、今シーズンはどんな努力を?

(チームメイトが)本当にいいパスをくれるので、僕は信頼して、ゴールを決めるために走り出す。ということをわかりやすいように何度も何度も繰り返しました。その結果、いいゴールが増えていると思います。

監督もミーティングで伝えてくれたり、(古橋にパスを)出せばいいからと言ってくれますし、監督をはじめたくさんの人に信頼してもらえているんだなと心の底から感じています。


Q.チームメイトにどんなことを要求しているのか?

要求するというか、こういった状況でパス出すねと言われたことに対して、分かったと伝えて、僕はそれを感覚的に試合で合わせていったり、練習で合わせて行ったりということをやってます。


Q.チームの中で一番パスの感触がいいのは誰ですか?

あげれないですね(笑)。アバダとかジョタとかはいいボールくれますし、もちろん(前田)大然もそうだし、(旗手)怜央そうだし、キャプテン、マッドもアリもラルストンも、みんなです。選べないです(笑)。


Q.今シーズン振り返って、自身で感じている成長面は?

より結果を残せるようになったかなと思います。はずしている場面も多いですが、少ないチャンスでも枠に入れたり、ゴールに入れたりすることにより成長できたのかな。だから数字にも表れているのかなと思います。


Q.チームメイトについて。前田選手はどんな選手ですか。

ピッチ内に入ったらずっと走り続ける選手です。敵にいたら嫌だなと思います。攻守においてすごいハードワークしてくれますし、ハードワークしてるなと思っていたらドリブルで抜きにいったり、ゴール前でのシュートうまいです。点も決めてくれますし、相手ボールになったら自陣まで戻ってボールを奪ってくれます。本当にすごい選手です。

Q.(セルティックの)先輩である中村俊輔さんの意識やプレッシャーはあったか?

俊輔さんは日本でも、セルティックでもレジェンド。本当にすごい方なので、そこには追い付けないと思っていたので、だから僕は僕で自分の名前をたくさんの人に知ってもらいたいなって思いながらプレーしてました。

ここに来る前に俊輔さんと連絡を取らせていただく機会があったのですが、「たくさんの人が僕の名前を言うと思うけど意識せずに自分らしくやってね」と言ってもらえたのが、すごく背中を押してもらえる感覚がありました。

もちろん会見のインタビューであったり、ここのスタッフたちであったり、街に行けばファンの人たちが俊輔さんや水野さんの話はしてくれるので、意識してないかといわれると必然的に入ってくるので、意識してしまう部分もあります。

自分なりに頑張って、今は日本人選手が4人あとから来てくれたので、日本人はすごいと思ってもらえるような、状況になればいいなと思っていたので、頑張れてよかったなと思っています。


Q.古橋選手がMVPを獲ったとき、中村俊輔さんが「メッセージを送らなきゃ」とおっしゃっていましたがどんな連絡が?

「おめでとうございます」と言っていただきました。「ありがとうございます。俊輔さんに続いていただきました。本当にうれしいです」と送らせていただきました。


Q.昨年の9月以来の代表復帰、どんな心境か?

率直にすごくうれしいです。選ばれたからよしではなくて、求められることを理解して、それをピッチで表現したい。


Q.前田選手と今の日本代表について会話するか?

ワールドカップの経験については聞きました。見ていても元気と勇気をもらえて、一緒にプレーしていた選手があの大舞台で活躍していた。もう少しでベスト8というところまで行きましたし、言葉では表せない、闘争心というか、改めてもっと頑張らなければいけないと思いました。


Q.ワールドカップの時間をどういった形に変えていくのか

いい経験になりましたね。もちろん悔しかったですし、正直落ち込んだりもしました。それこそチームメイトが「大丈夫。大丈夫」「お前なら大丈夫だ」と声かけてくれました。

キャンプ中で、みんなで試合を見て。代表の雄姿を見て、すごく心にくるものがあったので。(シーズンが)再開したら「得点をいっぱいとって、絶対成長してやる」という気持ちがあったので、今の自分につながっていると思っています。


Q.やはりあの舞台に自分も立ちたいという思いは強いですか?3年後どうでしょうか

僕だけではなくてサッカーをやってる選手みんなが思ってることだと思います。国を背負える選手は限られていますし、今回(日本代表に)呼んでもらえたことを理解して、自分ができること、求められていることをピッチで表現したい。その結果の積み重ねが3年後につながると思っています。


Q.昨年の課題を実現しようとする意気込みはありますか?

ここまでやってきたことを全力でピッチに出して、ゴールという形で表現できたらなと思っています。


Q.進化していく日本サッカーでどう自分の武器をアピールするのか?イメージはあるか?

僕の持ち味は相手のラインで駆け引きして、相手のディフェンスラインを下げたりすることだと思います。しかし、よりゴールに向かってプレーすること、よりゴールが生まれるプレーをしていけたらと思っています。


Q.エルサルバドル、ペルーとの日本代表戦2試合、どのように勝利に貢献したいか?

自分らしいプレーをして、どの試合に出るかわからないですが自分のプレーをして、ゴールという結果で元気な笑顔を届けられるように頑張ります。


Q.ヨーロッパのリーグで得点王、日本のサポーターも期待がすごいが意識は?

そこも純粋に楽しみたいなと思います。あまり考えずに自分らしいプレーをして楽しんで、その先にゴールを決められたと。それがアピールだと思いますし、恩返しだと思います。皆さんへの一番のメッセージだと思うので。ゴール意識してやれたらなと思います。