なでしこジャパン 後半の修正力でノルウェーに勝利!W杯2大会ぶりに8強進出
2023.8.8
なでしこジャパン Photo by Joe Serci_Eurasia Sport Images_Getty Images
なでしこジャパン日本女子代表が女子ワールドカップ(W杯)で2大会ぶりの8強に進出した。
8月5日にニュージーランドのウェリントンで行われたノックアウトステージ1回戦でノルウェーに清水梨沙と宮澤ひなたのゴールなどで3-1と勝利。日本は8月11日にニュージーランドのオークランドで行われる準々決勝でスウェーデンと対戦する。
試合の展開にしなやかに対応した日本が勝機を呼び込み、ハーフタイムの修正が勝ち越しゴールに結びついた。
日本は前半15分に宮澤のクロスが相手DFに当たって先制したが、その5分後にノルウェーのMFグーロ・レイテン(チェルシー)に右クロスを頭で決められた。
今大会初失点で前半を1-1で折り返すと、ハーフタイムに池田太監督が「ボランチの一人がもう少し攻撃に加わること」と「サイドを使うこと」を指示。すると後半の攻撃が活性化した。
前半にはあまり見られなかった前線での相手選手へのプレッシャーをかけて、3列目から長谷川唯(マンチェスターC)が前に上がって攻撃に参加。より相手ゴールに近い位置でボールを奪い、押し込む形が増えた。
そして後半開始から5分、日本が均衡を破る。最終ラインからのボールを左サイドで受けたMF遠藤純(エンジェル・シティ)が中央の宮澤へパス。その瞬間をとらえてゴール前へダッシュした長谷川が宮澤からのパスを受けて、ゴールを背に宮澤の方へ落とす。相手MFが奪って味方DFにクリアボールを出したが、それをMF清水梨沙(ウェストハム)がペナルティエリアでインターセプト。冷静にコントロールして右足で決めた。
2-1とした日本は、その後も相手へプレッシャーをかけてボールを奪い、素早い切り替えで攻撃を仕掛ける姿勢を継続。主導権をキープした。
ノルウェーは後半の半ば過ぎから反撃。最終ラインを押し上げて、FWソフィー・ロマン・ハーグ(ローマ)へクロスを送り、FWキャロライン・グラハム・ハンセン(バルセロナ)を中心に右サイドで仕掛けて日本ゴールに迫る場面も作った。
後半アディショナルタイムには、右サイドからのクロスを逆サイドで折り返し、これにゴール正面でセーヴィクが頭で合わせた。だが、GK山下杏也加(INAC神戸)が好セーブで阻止。追加点を許さなかった。
日本は相手の攻め上がりを利用して、後半35分にカウンター攻撃から追加点を獲得。ロングボールで攻め手を探るノルウェーからボールを奪うと、FW藤野あおば(東京ベレーザ)がドリブルで持ち上がって宮澤へスルーパス。宮澤はペナルティエリアに持ち込んで冷静に右足で決めた。
池田監督は、「同点にされても選手たちはすぐにポジティブな声掛けをしていて、プレーがブレることなく、すぐに自分たちのペース取り戻して再開できた。また一つ、タフになれたのでは」と選手たちの対応を評価した。
敗れたノルウェー代表のヘーゲ・リーセ監督は「日本はボールを持つとうまいので、我慢強くプレーして守備を固めてカウンターを狙おうとしたが、日本は素晴らしい選手といい戦術を持っていて、ダイレクトプレーと細かいパスで崩してくる。簡単ではなかったし、我々も守備は堅かったと思うが十分ではなかった」と語り、「日本が良いプレーをした。日本をほめたい」と潔かった。
文:木ノ原 句望
なでしこジャパン ノックアウトステージ試合日程
■ノックアウトステージ1回戦
8/5(土) 17:00 KICK OFF
日本 3-1 ノルウェー女子代表
■準々決勝
8/11(金)16:30 KICK OFF
日本 vs スウェーデン女子代表
■準決勝
8/15(火) 、8/16(水)
■決勝
8/20(日) 19:00 KICK OFF
※すべて日本時間