【バスケ日本代表】48年ぶりの”五輪自力出場”が確定!W杯で多くの快挙を成し遂げた日本 最終戦に勝利しパリへの切符を掴む

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2023.9.2

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    48年ぶりの"五輪自力出場"を決めたバスケ男子日本代表|写真:ロイター/アフロ

    ※()内はFIBAランキング(2023年2月27日現在)

    <2023年9月2日 FIBAバスケットボールワールドカップ2023 17-32位決定戦 グループO|日本 vs カーボベルデ@沖縄アリーナ>

    バスケ男子日本代表のW杯最終戦が沖縄アリーナで行われ、日本代表が80-71で勝利した。

    今大会、アジア最上位チームにはパリ五輪出場権が与えられる。勝利すればアジア1位が日本に決まり、パリ五輪出場が確定するという一戦となった。

    様々なプレッシャーの中、見事パリへの切符を掴んだ。五輪への自力出場は48年ぶりの快挙だ。

    運命の最終戦、相手はカーボベルデ代表(64位)。221cmの大型センターを擁するW杯初出場国だ。

    第1Q最初のオフェンスは、セットプレーからジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)がファウルをもらう。日本のゴール下を支え続ける仕事人がフリースローを2本成功させ見事先制点。

    続けて 世界を知る大黒柱・渡邊雄太(NBA フェニックス・サンズ)が速攻からバスケットカウントのダンクを叩き込み、アリーナを熱狂させる。

    途中出場の吉井裕鷹(アルバルク東京)が身体を張ったディフェンスを披露。チャンスはあるものの、シュートを決めきれず一進一退の攻防に。17-19の2点ビハインドで最初の10分を終える。

    第2Qは開始1分で日本が逆転に成功。ジョシュ・ホーキンソンが止まらない。3Pシュートに力強いリバウンドなど、攻守で存在感を見せ日本を牽引する。

    そして河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が相手を抜き去りバスケットカウントを決め、流れをさらに引き寄せる。172cmながら持ち前のスピードを活かし、世界の舞台で得点を重ねる。

    ここから日本バスケが加速する。その立役者となったのはアメリカ挑戦中のシューター・富永啓生(ネブラスカ大学)だ。3本の3Pシュートを沈め、会場からは天井が吹き飛びそうなほどの大歓声が上がる。

    富永は前半終了時点で3Pシュート(4/4)、2Pシュート(2/2)、16得点の大爆発。シュート確率100%という驚異的な数字を残した。13点差までリードを広げ、最高の形で後半を迎える。

    第3Q、立て続けにカーボベルデに得点を許すも、今日の日本の勢いは止まらない。激しいディフェンスから馬場雄大のダンク"BABA BOOM"が決まる。

    キャプテン・富樫勇樹(千葉ジェッツ)、富永啓生、ジョシュ・ホーキンソンの3Pシュートが立て続けに入り20点差まで突き放す。73-55で最終Qへ。

    日本バスケの運命を決める最後の10分。開始6分間無得点と苦しい時間帯に。残り4分を切ったところで5点差まで詰められてしまう。そして残り1分のところで点差は3点に。

    会場のファンの声援も背中を押す。値千金のバスケットカウントと3Pシュートを決めたのは、今大会何度もチームを救い、この試合もフル出場のジョシュ・ホーキンソン。

    ギリギリの勝負をなんとか繋ぎ、最後は意地を見せた日本代表。見事勝利を収めた。

    今回のW杯で「17年ぶりのW杯勝利」「ヨーロッパ勢からの歴史的初勝利」「56年ぶりのW杯2勝目」「2度の大逆転勝利」「史上初となるW杯3勝目」「48年ぶりの五輪自力出場」など、

    快挙に次ぐ快挙を成し遂げ、確かな強さを示したバスケ男子日本代表"Akatsuki Japan"。まさに日本バスケの夜明けを見せてくれた。

    パリ五輪では、さらなる感動を私たちに与えてくれるだろう。そのチームを、日本一丸となって応援し続けたい。

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    富永啓生&河村勇輝 写真:YUTAKA/アフロスポーツ

    【バスケ男子日本代表 パリ五輪出場条件】

    1次ラウンド上位2チームが2次ラウンドに進出。下位2チームは順位決定グループ「17-32位決定戦」に回る。

    アジア勢は全チームが「17-32位決定戦」に回った。(その内 日本のみが1勝を挙げた)

    「17~32位決定戦」順位の決め方は以下となる。

    ・グループ1位 → 17~20位
    ・グループ2位 → 21~24位
    ・グループ3位 → 25~28位
    ・グループ4位 → 29~32位

    ここから1次ラウンドの勝敗・得失点差を引き継ぎ「(1)勝敗(2)得失点差(3)総得点(4)FIBAランキング」によって詳細の順位を決定する。

    最終順位は他チームの試合結果によるが、日本はグループ1位で20位以上を確定。見事、アジア最上位チームとなった。

    【日本代表 これまでの試合結果】

    男子日本代表が戦った1次ラウンド グループEは「死のグループ」と呼ばれ、FIBAランキングで男子日本代表の格上となる国や優勝候補との対戦となった。

    【1次ラウンド 結果】
    ・8月25日(金) ●日本 63-81 ドイツ(11位)
    ・8月27日(日) ◯日本 98-88 フィンランド(24位)
    ・8月29日(火) ●日本 89-109 オーストラリア(3位)

    【17-32位決定戦 結果】
    ・8月31日(木) ◯日本 86-77 ベネズエラ(17位)
    ・9月2日(土) ◯日本 80-71 カーボベルデ(64位)

    【バスケットボール男子日本代表 メンバー】

    ・#2 富樫勇樹(PG/167cm/千葉ジェッツ)
    ・#5 河村勇輝(PG/172cm/横浜ビー・コルセアーズ)
    ・#6 比江島慎(SG/191cm/宇都宮ブレックス)
    ・#12 渡邊雄太(SF/206cm/NBAフェニックス・サンズ)
    ・#18 馬場雄大(SG/195cm)
    ・#19 西田優大(SG/190cm/シーホース三河)
    ・#24 ジョシュ・ホーキンソン(PF・C/208cm/サンロッカーズ渋谷)
    ・#30 富永啓生(SG/188cm/ネブラスカ大学)
    ・#31 原修太(SF/187cm/千葉ジェッツ)
    ・#75 井上宗一郎(PF/201cm/越谷アルファーズ)
    ・#91 吉井裕鷹(SF/196cm/アルバルク東京)
    ・#99 川真田紘也(C/204cm/滋賀レイクス)