U-23ウクライナ代表監督 五輪前の日本代表戦に向けコメント「戦争の中だが選手が最大限努力しようと頑張っている、良い結果を出し国民を励ましたい」

サッカー

2024.3.25

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    U-23ウクライナ代表 ルスラン・ロタン監督| 写真:ロイター/アフロ

    今夏のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップを4月に控えて、U-23日本代表は3月25日にU-23ウクライナ代表戦にミクニワールドスタジアム北九州で臨む。

    U23ウクライナ代表を率いるルスラン・ロタン監督は、「日本という質の高いチームとの対戦で、どういうチームを構成すべきかを見るのが一番大事になる」と話し、すでに突破を決めているオリンピックへの準備の一環だと話した。

    ウクライナではロシアの軍事侵攻で紛争状態が続いているが、前日会見に臨んだロタン監督は、冒頭で日本からのこれまでの指示と援助に謝意を述べ、「この機会にサッカーを通じてウクライナをより身近に感じてほしい」と挨拶した。

    チームの練習などの活動は近隣諸国の協力を得て実施していることを明かし、「戦争の中だが選手が最大限努力しようと頑張っていることが大事。五輪出場権の獲得はウクライナにとってとても大事なことだ。オリンピックの舞台でより良い結果を出すことで、戦禍にある国民を励ますことができると考えている」と語った。

    侵攻を続けるロシアの五輪参加については改めて反対を表明し、理由についてロタン監督は次のように語った。

    「オリンピックとサッカーは平和の象徴であり祭典だ。しかしロシアはサッカーを政治利用しようとしている。五輪に出場すれば、自国国民の感情を高ぶらせて攻撃的な感情をより強調することになり、ウクライナでの被害が結果として増える可能性がある。サッカーが政治的なものに使われることを危惧しているので、私はロシアの参加に今でも反対している。」

    U23ウクライナ代表は2023年7月のUEFAU21選手権でベスト4に入り、欧州3枠の1つを得て初のオリンピック出場を決めた。

    IOC(国際オリンピック委員会)は「中立の個人選手」であることを条件にロシアとベラルーシの選手の個人の資格での参加を容認し、資格審議のための委員会を設置。

    一方で両国選手の開会式パレードへの参加を認めないとする決定を発表している。

    取材・文:木ノ原句望

    ■U-23日本代表招集メンバー

    <GK>
    藤田和輝(ジェフユナイテッド千葉)
    野澤大志ブランドン(FC東京)
    小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)

    <DF>
    半田陸(ガンバ大阪)
    西尾隆矢(セレッソ大阪)
    関根大輝(柏レイソル)
    馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)
    大畑歩夢(浦和レッズ)
    バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
    内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
    鈴木海音(ジュビロ磐田)
    高井幸大(川崎フロンターレ)

    <MF>
    川﨑颯太(京都サンガF.C.)
    山本理仁(シント・トロイデン/ベルギー)
    藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)
    佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)
    田中聡(湘南ベルマーレ)
    松木玖生(FC東京)
    山田楓喜(東京ヴェルディ)
    平河悠(FC町田ゼルビア)
    小見洋太(アルビレックス新潟)

    <FW>
    藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
    細谷真大(柏レイソル)
    荒木遼太郎(FC東京)
    植中朝日(横浜F・マリノス)
    染野唯月(東京ヴェルディ)