【オークス】ドーベルから27年... 久しぶりの戴冠なるか メジロ牧場の流れを汲む『ライトバック』がタイトル狙う

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2024.5.18

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    ライトバック (C)SANKEI

    5月12日(日)、テレビ東京で「栄光へ駆ける 日本ダービー&オークス2024」が放送された。

    2021年に生まれた3歳馬7906頭の頂点であり、競馬界最高の栄誉である日本ダービーとオークス。

    この2つのタイトルを手にするために今年も人馬ともに熱い戦いを繰り広げる。その熾烈な戦いを勝ち抜いて夢の舞台へエントリーしてきた各馬に秘められたエピソードや関係者たちの知られざる想いに迫った。

    【見逃し配信】ライトバック 名門メジロ牧場の系譜 いざオークスの舞台へ|栄光へ駆ける 日本ダービー&オークス2024


    「元気が良すぎた」牧場随一の期待馬

    7番人気という低評価で迎えた桜花賞で上がり最速の32秒8という末脚を繰り出して勝ったステレンボッシュと0.1秒差の3着に入ったライトバック。

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    そんな彼女が生まれたのは北海道洞爺湖町にあるレイクヴィラファーム。

    羊蹄山を望む絶景が広がる美しい牧場で生まれ育った彼女だが、代表の岩崎義久は生まれたばかりのライトバックに高い期待を寄せていたという。

    「誰が見てもすごい馬だった。まるでオス馬にしか見えなかった。放牧地に出すと常にすごい馬だと思ったし、絶対クラシックに行きたいと思った」

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    ライトバックの母インザスポットライトはイギリスのセリで岩崎が手に入れた思い入れの強い馬。

    「初仔からいい馬を生んだ、いいお母さん」の3番仔として生まれたライトバックに岩崎以上に期待を寄せていたのがスタッフの加藤裕樹だった。

    ライトバックが生まれる時に新入社員として立ち会ったレイクヴィラファームで1番の競馬オタクと称される加藤はインザスポットライトの日ごろのお世話を担当。

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    「お母さんがすごく動く馬だからか、子供もよく動いて。ライトバックが子供のころはとにかく走っていて、すごく体力があるなと思った。それでいてキレイな馬だったんですよ」

    大学時代に競馬に目覚めた加藤は「実戦経験を積みたい」という理由で大学を中退してホースマンの道に。

    血統好きということも相まって、生産牧場の勤務を希望し、4年前にレイクヴィラファームにやってきた。血統マニアならではの知識は岩崎も高い信頼を置いている。

    メジロドーベルから27年... 久しぶりの戴冠なるか

    そんなレイクヴィラファームには現在、功労馬として1997年のオークス馬メジロドーベルが繋養されている。

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    レイクヴィラファームの母体はかつて日本競馬界をリードした名門牧場、メジロ牧場。

    天皇賞(春)を連覇したメジロマックイーン、宝塚記念を制したメジロライアンらの名馬を輩出し、そしてメジロドーベルもこの地で生を受けた。

    メジロドーベルがオークスを制して27年が経った2024年。ライトバックが久しぶりのビッグタイトルを目指してオークスに挑む。

    「GⅠでワクワクさせてくれるレースをしてくれたのは幸せな体験だった。今度は応援に応えられる結果を残してほしい」(岡崎)

    「(オークスには)世代ナンバーワンの牝馬を決める意味もあるけれど、まずは無事に帰ってきてもらいたいし、全力を出し切るのが1番」(加藤)

    名門メジロ牧場の流れを汲むレイクヴィラファームが送り出した大物、ライトバックがオークスでどんな走りを見せるか楽しみだ。