【サッカー日本代表】久保建英 3バックの取り組みに「もう少し良いレベルの相手とやってみないと分からない」

サッカー

2024.6.11


久保建英 写真:森田直樹/アフロスポーツ

サッカー日本代表は6月11日、広島で行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選B組最終戦でシリア代表と対戦する。

5戦全勝ですでに突破を決めている日本は、前節からメンバーを入れ替えて、連勝で9月からの最終予選へ勢いをつけたい。

日本は前節6日にヤンゴンでのミャンマー戦で、これまでとは異なる攻撃的3バックの編成を採用して臨み、5-0の勝利を収めて、最終戦を残して1位突破を決めた。

日本代表の森保一監督は10日の前日会見で、「ミャンマーは勝たなくてはいけない相手だったが、選手たちは攻撃の意識を持ちつつ、良いバランスで守備も無失点に抑えた。良いトライをしてくれた」と評価。

「明日もチームとして戦術の浸透度を上げて行けるようにトライしたい。ミャンマー戦から選手を大幅に入れ替えて戦いたい」と話し、先発を入れ替えながら新システムのテストを継続する意向を示した。

6日のミャンマー戦でそれぞれ2ゴールを決めたFW小川航基選手(ナイメヘン)とMF/FW中村敬斗選手(スタッド・ランス)。

3バックを組んだDF橋岡大樹選手(ルートン)、DF谷口彰悟選手(アルラヤン)、DF伊藤洋輝選手(シュツットガルト)らはベンチに下がるとみられる。

代わって、FW上田綺世選手(フェイエノールト)をトップに、MF久保建英選手(レアル・ソシエダ)、MF南野拓実選手(モナコ)。

MF堂安律選手(フライブルク)、MF遠藤航選手(リバプール)、MF田中碧選手(デュッセルドルフ)らの先発が見込まれる。

FW前田大然選手(セルティック)が右足の張りで前日の全体練習を回避して室内での別調整だったため、試合に間に合うのか、左ウィングバックに誰が起用されるか。

ミャンマー戦で、後半途中からの出場でチームの攻撃を活性化させたMF相馬勇紀選手(カーザピア)の先発の可能性もある。

注目の3バックは、DF冨安健洋選手(アーセナル)、DF板倉滉選手(ボルシアMG)、DF町田浩樹選手(サンジロワーズ)が並び、GKは大迫敬介選手(広島)が務めそうだ。


サッカー日本代表 PHOTO:Getty Images


久保選手は、広島では別メニューでの調整もあったが、「試合に出る準備はできている」とキッパリ。

「相手も勝たなくてはいけないので、そんなに楽な戦いにはならない」としながらも、「この前もシリア相手に点を取っている。積極的にゴールを狙っていきたい」と話している。

3バックの取り組みには、久保選手は「オプションを広げるというところでは、すごくいい感じになっていると思う。2試合目に3バックをやるなら、1試合目の改善点を踏まえて修正できるところを形にしていければ」と述べて

「厚みを持った攻撃を意識して、もっと相手を押し込む展開にトライしたい」と、チームとしての積み上げに意欲を見せている。

また、ミャンマー戦でダブルボランチの一角を務めたMF鎌田大地選手(ラツィオ)は、守備的3バックについては2022年カタールW杯に言及して、「W杯でもやっているし、多分守ることはできる」とコメント。

自身を含めて所属チームで3バックを経験している選手が多い点を指摘して、「代表では仕掛ける選手も間で受けるのが得意な選手も多いので、3バックもやりやすさを感じる」とした。

その一方で、評価には「もう少し良いレベルの相手とやってみないと分からない」と話して、高いレベルでの相手との実戦が必要とする考えを示した。

FIFAランクでは日本の18位に対して、シリアは89位、ミャンマーは163位だった。

シリアは今年1月のアジアカップで初のグループステージ突破でベスト16に進出し、指揮官の出身でもあるアルゼンチンから帰化した選手数名が加わっている。ミャンマー戦とは異なるレベルでのテストになりそうだ。

冨安選手は、「シリアはアジアカップの前後で印象が変わった。アジアカップを経験して、やるべきことがはっきりしている」と指摘。「僕らが前にやったときとは違う相手になっている。気を引き締め直して最初からいければいい」と語り、遠藤選手も「最後一試合、勝って締めたい」と話している。

なお、アジア2次予選は11日で終了。全9組の上位2チームが進む最終予選の組み合わせは、6月27日に行われる予定だ。


取材・文:木ノ原句望