U-23日本代表 8強でスペインに敗れて2大会連続4強入りならず【五輪 男子サッカー】

サッカー

2024.8.3

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    PHOTO:Getty Images

    サッカーU23日本代表は8月2日(日本時間3日)、フランスのリヨンで行われたパリオリンピック準々決勝でスペインと対戦。

    【試合映像】パリオリンピック サッカー男子 準々決勝 日本 vs スペイン

    0-3で敗れて2大会連続でのベスト4入りはならなかった。

    56年ぶりのメダル獲得を目指した日本だったが、前回東京2020大会準決勝に続いて、またもスペインに行く手を阻まれた。

    負ければ終わりとなるノックアウトステージ初戦に、日本は3日前に大きくメンバーを入れ替えて戦ったナントでのイスラエル戦から7人を変更。

    FW細谷真大(柏)、MF斉藤光毅(ロンメル)、MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、最終ラインにDF高井幸大(川崎)や、DF関根大輝(柏)、DF大畑歩夢(浦和)らを先発に戻して臨んだ。

    ここまでの3試合を無失点で勝ち抜いてD組を1位で突破してきた日本だったが、試合序盤にスペインに得点を許してビハインドでのスタートになった。

    前半11分、左サイドで相手ボールを山本がカットして前線に出したが、スペインもプレッシャーをかけてこれを奪い返すとMFフェルミン・ロペスにパス。

    バルセロナでプレーする21歳は左に流れてスペースを見つけ、ミドルレンジから鋭く右足を振って先制した。

    スペインは前節エジプト戦を1-2で落としてC組2位通過としながらも大幅なメンバー入れ替えを実施。

    日本戦には休養十分のメンバーが復帰して、立ち上がりから出足もよく、ボールを保持して攻撃を展開。それが早々の先制点につながった。

    日本は先制を許したが慌てることなく反撃のプレー。

    次第にボールを保持して攻撃を組み立てるようになると、前半30分過ぎには山本が右サイド深く持ち込んで相手ゴールに迫り、獲得したCKから三戸がシュートを狙う場面も作るなど、徐々に得点機を作るようになる。

    そして前半39分には、左サイドの大畑からパスを受けた藤田が前線の細谷に縦パスを入れると、細谷は相手DFを背負いながら反転して右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。

    細谷の良さを生かした待望の同点ゴールと思われたが、VARチェックで細谷の足がわずかに出ていたとしてオフサイドの判定になる、ゴールは認められなかった。

    しかし、日本はその後も前半アディショナルタイムに右サイドで仕掛けた山本がFKを獲得。

    このFKをMF山田楓喜(東京V)がファーサイドに送ると細谷が相手DFを振り切って走り込み、頭で合わせたが、これは左ポストに弾かれた。

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    写真:AP/アフロ


    スペイン 後半攻撃をパワーアップ

    日本は流れを得ながらも得点を奪えずに前半を0-1で折り返すと、後半開始から山田に代えてFW藤尾翔太(町田)を送り出す。

    その後もFW佐藤恵允(ブレーメン)やFW植中朝日(横浜FM)、MF荒木遼太郎(FC東京)を次々と投入して反撃を試みる。

    ところが、前回東京2020大会2位のスペインは1992年大会以来の金メダル獲得を目指して後半に入ると攻撃をパワーアップ。

    猛攻を仕掛けてロペスやMFアレックス・バエナ(ビジャレアル)、MFアイマール・オロス(オサスナ)が次々にシュートで日本ゴールを脅かす。

    そして73分、オーバーエイジの一人、DFフアン・ミランダ(べティス)のFKをGK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)が好セーブで防ぎ、CKに逃れた。

    追加点を与えたくない日本はゴール前を警戒。ゴールマウス周辺に人を配して守りを固めたが、その分、ペナルティボックスの外でロペスがフリーになった。

    そこにスペインは左CKからボールを通すと、フル代表メンバーとして今年6月のEURO2024にも名を連ねたロペスが、右足で合わせて2点目をマークした。

    日本も60分過ぎに山本のパスを受けた三戸が右足を振り、山本もFKで相手ゴールに迫ったがゴールは割れない。

    80分過ぎには左サイドで仕掛け、ゴールを背にパスを受けた細谷が反転して相手DFをかわしてシュートを狙う決定機を作ったが、わずかに相手GKに触られてシュートは枠の外へ流れた。

    その後も細谷は果敢にゴールを狙ったが相手DFにシュートを阻まれる。

    一方、スペインは86分、CKの機会を得ると、ゴール前で短くなった日本のクリアボールをOAのFWアベル・ルイス(ブラガ)が見逃さず、きっちりと押し込んで3-0とした。

    1点を返したい日本は、この直後に右CKに高井が頭で合わせて狙ったが、19歳DFのヘディングはクロスバーを直撃。最後までゴールが遠かった。

    オーバーエイジを使わずに8強進出を遂げていた日本だったが、日本のシュートはスペインの12本に対して8本。

    そのうち、VARでのゴール取り消しに、枠に阻まれたシュートが2本。

    日本は守備の詰めや決定力など細かなところでわずかに及ばず、勝利で東京大会の借りを返すことはできなかった。