湘南 マリノスと引き分けで開幕4戦無敗 U20代表FW石井久継が同点ゴール

写真:千葉 格/アフロ
J1開幕3連勝と今季好調な滑り出しをしている湘南ベルマーレが3月1日、横浜F・マリノスとアウェイで対戦。
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U20日本代表のFW石井久継選手が後半同点ゴールを決めて1-1で引き分け、チームは開幕から4戦負けなしで、第4節1日目を終えて暫定ながら首位をキープした。
湘南はここまで2得点を挙げているFW福田翔生選手をベンチ外とし、FW根本凌選手を前線に起用。
サイド攻撃や相手の裏のスペースを狙いながら攻撃を仕掛けるが、中盤を広くカバーするMFジャン・クルード選手や最終ラインを中心にハードに競り合うマリノスの守備に遭い、ゴールが遠い。
試合が動いたのは前半38分、マリノスDF永戸勝也選手の右CKにMF植中朝日選手がニアサイドに入って頭で合わせ、今季リーグ戦初得点をマーク。
マリノスが1-0で前半を折り返した。今季初めて先制を許して1点を追う展開となった湘南は、後半開始から根本選手に代えて石井選手を投入。
すると55分、相手DFのクリアボールに反応したMF平岡太陽選手がシュート。GKが弾いたこぼれ球に詰めた石井選手が左足で押し込み、ゴールネットを揺らし1-1とした。
開幕からここまで2分け1敗でリーグ戦初勝利が欲しいマリノスは、後半半ば過ぎからFW遠野大弥選手をベンチから送り出すと、70分過ぎから遠野選手やクルード選手が相手ゴールに迫る場面を作る。
しかし、湘南もゴールを割らせずドローで終了。両チーム勝ち点1ずつを手にする結果となった。
監督から「より前へアクションし続けろ」と指示をもらっていたという石井選手は、平岡選手のシュートのこぼれ球に「体が自然と前に行っていた」と振り返った。
「いいところにこぼれてきた」と言いつつ、そこまでのお膳立てがあってのゴールだとして平岡選手やチームメイトに感謝した。
チームの連勝は止まったが追いついての勝ち点1に、19歳の石井選手は「僕自身、疲れが溜まっていた中で、勝ち点1は最低限の結果」と前向きに受け止めている。
石井選手は先日まで中国で開催されたU20アジアカップにU20日本代表として参戦。ベスト4入りでW杯出場権を獲得して27日に帰国したばかりだったが、代表での経験がプラスになっていると言う。
「攻撃的な部分や、中2日で5連戦を戦ってケガなく帰って来ることができたのは自信になった」と振り返り、「自信を持って点を獲る、チームを絶対に勝たせるという強い気持ちがあると、ボールも(自分のところに)転がってくる。もっと結果を出したい」と話した。
アウェイでの引き分けで勝ち点1を加えて、湘南は暫定ながら首位をキープした。
湘南DFキム・ミンテ選手は、「押し込まれる時間帯もあったが、守備のブロックのところが、去年と違って今年は強みが出ている」と手ごたえを口にした。
湘南の山口智監督は連戦の疲労もある中での引き分けに、「勝ちたかったが、選手が良くファイトしてくれた。勝ち点を持って帰れる。ポジティブにとらえたい」と評価した。
一方、3分け1敗となったマリノスのスティーブ・ホーランド監督は「試合の入りはよかったし、前半リードを奪えたが、後半うまく入れず同点にされてしまった。勝てなかったのは残念だが、選手たちは難しい日程の中で全力を尽くしてくれた」と、選手たちを労った。
(KK)