菅野智之 公式戦初先発も4回に両手がつるアクシデントで降板 初の夢舞台に「力みもあった。僕らしいなと思います。」

野球

2025.3.31

    aflo_281986373.jpg
    菅野智之 写真:アフロスポーツ

    <3月30日(日本時間31日)@カナダオンタリオ州トロント、ロジャースセンター>

    オリオールズの菅野智之(35)選手が、開幕シリーズの第3戦で先発登板し、MLB本戦デビューをした。

    オープン戦では初登板から4戦連続無失点、5試合で2勝1敗、防御率3.00と好投し、この開幕シリーズを目指して調整してきたと語っていた菅野。

    デビュー戦の結果は4回 1奪三振 2四球 2失点という結果になった。

    試合は1点リードの初回、先頭打者のビシェットに四球を与え、続くゲレーロJr.をレフトフライ、サンタンダーをライトライナーに抑えたが、ヒメネスにレフトセンターへの二塁打を浴び、2死二、三塁のピンチを迎えると、スプリンガーに外角スライダーを捉えられ、逆転の2点適時打を許した。

    しかし、続くワグナーを3球三振に仕留め、追加点は阻止した。

    2回は落ち着きを取り戻し、三者凡退で切り抜ける。

    3回はゲレーロJr.に右前打を許し、サンタンダーに四球を与えて1死一、二塁のピンチを迎えたが、ヒメネスをセンターフライ、スプリンガーをファーストライナーに打ち取る。

    4回も1死から走者を出しながらも、粘りの投球で無失点。

    4回を投げ73球、4安打2失点、2四球1奪三振、防御率4.50とまずまずの内容だったが、5回にマウンドに上がると右手を気にするそぶりを見せ、球団トレーナーとともに途中降板、会見で両手がつっていたことが判明した。

    その後、試合はオリオールズの後続投手が追加点を許し、2-3でブルージェイズが逃げ切り勝利をしたことで、菅野は負け投手に。

    故障降板で囲みインタビューも懸念されたが、"よくあること"としてメディア対応し、反省点と今後を語った。

    <菅野智之 試合後囲みコメント>

    ーー過去にこういった手がつったような経験は?

    はい、あります。

    ーーこのタイミングでつってしまったということについては残念?

    そううですね。

    徐々に良くなってきていた途中だったので、もうちょっと投げたかったというのはあります。

    ーー2回以降いい形での投球だったが、その時の心境というのは?

    やっぱりボール先行になってしまったので。

    ピッチングコーチだったり、キャッチャーと話して、先に手を打っていこうということを意識して投げたので、そこはいい結果。

    初回以降はそれがいい方に転んだと思います。

    ーー今日この日を結構楽しみにしていたと思いますが、自分が理想としていたような登板にすることができましたか?

    まあ難しいですけど。

    でも、どんな結果が出てもしっかりそれを受け入れるという覚悟で来ていますし。

    もうちょっとできるなと思う部分もあれば、いいところもたくさんあったので、次につながると思います。

    ーー降板の仕方は残念でしたが、メジャー初登板のマウンドはいかがでした?

    やっぱり想像していた通り、素晴らしい空間だなと思いました。

    あれだけ初回からストライクが入らなくなることは人生で一度もないんですけど、いい経験になったと思いますしね。

    最後ちょっと残念というか、(手が)1回つってしまうともうどうにもならないので、 次は落ち着いて投げられればいいと思います。

    ーー両方の手の痙攣?

    そうですね。

    4回のマウンドにいる時から左グローブの中でつっていて、ちょっとやだなって思っていて。

    マウンドに行く前にちょっと右手もつり始めてきて、そしたら1球投げてもう指がくっついちゃったので。ちょっと難しかったです。

    ーー夢の舞台だったと思いますが、高揚感のようなものはありましたか?

    高揚感...

    でも、しっかり噛みしめるところは噛みしめて、別に緊張してたとか、自分をコントロールできなかったというわけではなくて。

    また違った、今まで経験したことのないような感覚だったので、表現が難しいですけど、でも貴重な経験になりました。

    ーー少しずつ良くなっていったというのは、どのような修正ができたんですか?

    オープン戦の最後もそうでしたけど、日本でもこっちでもボール先行になったりとか、四球のランナーというのはやっぱりピンチになる。

    向こうも日本と違って当てにくるというのも振ってくるので、ボール先行になると厳しいっていうのは分かっています。

    今日も本当に四球のランナーが帰ってきましたし、ポンポンってツーアウト取ってからでもやっぱり取りに行った。

    ワンストライクとってフォークかな、ヒメネスの左中間に、あれもやっぱりボールにしなきゃいけない球だし。

    その前の四球というのが自分の中で効いているから、早く追い込みたいって気持ちが先行してしまってという。

    やっぱり心理も働くので、先に仕掛けないとダメだと思います。

    ーーメジャー選手と公式戦で戦ってみて、ボールの見極めというのは、見られてくるという意識はありますか?

    ゲレーロにしてもビシェットにしても、あまり強引に来てないなという感じはしました。

    どちらかというと浮いてきた変化球を引っ張り込むっていうバッティングなのかなという、日本ではサンタナとかオスナとかも、日本で活躍している外国人と似てるアプローチをしてくるなというのはちょっと感じました。

    そのレベルは違えど、投げながら肌で感じることができましたし、収穫もありました。

    ーーオープン戦から通じて、自分の投げたい球が投げられれば、十分通用する手応えはありましたか?

    それももちろんあります。

    徐々にやりたいこともできてましたし、ストライク先行できたバッターに対しては、向こうの良い結果にはなっていないのではと思っているので。

    とはいえ、やっぱり長いシーズンそういう入り球を狙われたりだとか、そういうこともやっぱあると思うので。

    またバッテリーで話し合いながら,、時にはボールから入ることも必要だと思いますし、そういうものを練っていければなと思います。

    ーー今日普段より汗かいたりは?

    しました。

    結構球場寒いなと思いましたけど、やっぱ試合始まると力みもあったと思いますし、まあ僕らしいなと思います。


    菅野智之 開幕ローテも掴んだ充実のキャンプを総括 「思い描いている以上の成果が出た」

    菅野智之「打たれる時は、日本でもこっちでも一緒」ヤンキースに6安打5失点も冷静に自己分析

    新加入の元セーブ王・イエーツ 大谷翔平の投球に「特別に凄さを感じる部分はなかった」