森保監督「来年のW杯へチーム全体の底上げに」新たな戦力発掘なるか!?

サッカー

2025.7.8

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    サッカー日本代表E-1選手権(c)SANKEI

    サッカー日本代表が7月8日から韓国で行われる東アジアの4チームで競うE1サッカー選手権に臨む。

    チームの約半数が代表デビューを狙うという国内組による編成で連覇で3度目の優勝を目指し、ワールドカップ(W杯)北中米大会開幕を1年後に控えて、W杯の大会メンバー候補に誰が名乗りをあげるのか。

    国際マッチデー期間外の開催で海外組の招集が難しい今大会に、日本は国内組で臨む。

    しかも、代表初選出が26人中14人を数え、代表デビューを狙うメンバーは15人という経験値の若いメンバーが多く、W杯予選を戦った海外組中心のチームとは全く違う編成だ。

    そのチームで、日本代表の森保一監督は来年のW杯へ向けて新たな戦力の発掘を狙っている。

    「個々の特徴のある、力のある選手を選考した」と森保監督。

    「大会優勝を目指して結果にこだわってプレーする。その上で、日本代表にとって来年のW杯へチーム全体の底上げとなるようにしたい」と言う。

    過去には、前回2022年大会から相馬勇紀(当時・名古屋、現・町田)と町野修斗(当時・湘南、現・キール)がカタール大会のメンバーに入り、それ以前にもセレッソ大阪でプレーしていた柿谷曜一朗氏が2014年W杯メンバーに加わったなどの例もある。

    今大会に臨む顔ぶれは多彩でフレッシュ。最年少は18歳の佐藤龍之介(岡山)で、代表初キャップを獲得した6月10日のW杯予選インドネシア戦に続いての招集となった。

    今年5月のJリーグデビューから先発を続けているGKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)も19歳で、出場すればGKとして最年少代表デビューとなる。

    佐藤とピサノはU20代表でもプレーする大関友翔(川崎)とともに、2028年のロス・オリンピック年代からの選出だ。

    このほか初選出は久保藤次郎(柏)、垣田裕暉(柏)、中村草太(広島)、ジャーメイン良(広島)、宮代大聖(神戸)、山田新(川崎)、宇野禅斗(清水)、安藤智哉(福岡)、綱島悠斗(東京V)、GK早川友基(鹿島)。

    また、海外移籍で辞退した川﨑颯太(京都)と脳震盪の診断を受けて渡航見送りとなった西村拓真(町田)に代わって、田中聡(広島)と原大智(京都)が追加で招集された。

    Jリーグ上位チームからの選出が多く、チームで存在感を示している選手たちの名前が並んだ。

    年齢でも経験でも若いチームを、W杯本大会やアジア予選を経験している植田直通(鹿島)や相馬、川辺駿(広島)、長友佑都(FC東京)らが支える。

    中でも代表戦出場147試合と今回のメンバーで突出した経験値を誇る長友は、森保監督がキャプテンに指名した。

    来年のW杯のメンバー入りを目指して、試合では個人のアピールの比重が大きくなりそうだが、初顔合わせのメンバーが多い中でチームとしていかにまとまり、互いの良さを発揮できるか。

    勝利と成功のポイントと言えそうで、長友キャプテンのリーダーシップに期待がかかる。

    森保監督は長友について、「国際レベル、世界で相手に対する厳しさと激しさは健在。練習やオフザピッチでの姿勢と態度はすべての選手の成長につながる」と語り、信頼と期待は高い。

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    写真:JFA/アフロ

    男子日本代表、連覇で3度目優勝を目指す

    2022年の前回大会に続いて連覇で通算3度目の優勝を目指す日本は、8日の初戦で香港代表、12日の第2戦で中国代表、15日の最終戦でホスト国の韓国代表と対戦する。

    1回戦総当たり方式で9日間で3試合を戦うが、森保監督は3バックを基本として「3試合でできるだけ多くの選手を起用したい」としている。

    1戦目、2戦目とメンバーを大きく入れ替えながら戦い、3戦目に1戦目と2戦目のメンバーを融合させた形で韓国戦に臨むことになるのではないか。

    7日の開幕戦で韓国が中国に3-0で勝利しており、得失点差での勝負も考えれば、初戦からできるだけ多くのゴールを奪って勝利を重ねたい。来年のW杯大会のメンバー入りへ、インパクトを残せる選手が現れるのか、注目だ。

    森保監督は、準備期間がほとんどない中で迎える大会での選手起用について、「選手がどういうパフォーマンスや役割をしているかを想像しながら、コンディションも見極めて起用する」とコメント。

    「選手にはこの大会をきっかけに、さらに戦力として成長してもらいたい」と話している。

    E-1選手権では日本代表は2013年、2022年と優勝。最多優勝は韓国で、今回2019年以来通算6度目の優勝を目指している。

    FIFAランキングでは日本の15位に対して香港は153位、中国は94位、韓国は23位。通算対戦成績では香港に対しては12勝5分け6敗、中国には15勝8分け7敗、韓国には15勝23分け40敗。

    大会では女子も並行開催され、なでしこジャパン女子日本代表も国内組中心のメンバーで参戦。

    3連覇で通算5度目の優勝を目指して、9日にチャイニーズ・タイペイ代表、13日に韓国代表、16日に中国代表と対戦する。


    取材・文:木ノ原句望